真心こそ人の心を温める 中国の首脳外交に見る大国の気風

真心こそ人の心を温める 中国の首脳外交に見る大国の気風

新華社 | 2026-08-11 11:07:00

北京の人民大会堂で「中ロの世代を超えた友好継承、大国関係の模範樹立」写真展を見学する習近平主席(手前右端)とプーチン大統領(同中央)。(5月20日撮影、北京=新華社記者/黄敬文)

 【新華社北京8月11日】「国と国との交わりは国民同士が親しみ合うことにあり、国民同士の親しみは心が通じ合うことにある」「往来が増え、親しみが深まってこそ、心と心はより近づく」

 中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は、国際舞台で幅広い交友関係を築き、誠意をもって接してきた。外交日程が多忙であっても時間を割いて各界の人々や一般市民と交流し、多くの感動の瞬間を作り出し、人々が心を通じ合う架け橋を築いてきた。

 今年5月20日、習氏は北京の人民大会堂で訪中したロシアのプーチン大統領と「中ロの世代を超えた友好継承、大国関係の模範樹立」写真展を見学した。両首脳はある1枚の写真の前で足を止め、じっくりと見入って言葉を交わした。

ロシア・モスクワでソ連大祖国戦争勝利80周年記念式典に出席した習近平主席(前列右から2人目)。(2025年5月9日撮影、モスクワ=新華社記者/謝環馳)

 写真は、昨年5月9日にモスクワで開かれたソ連大祖国戦争勝利80周年記念式典のもので、招かれて出席した習氏が赤の広場の主観覧席に座り、両脇にプーチン大統領と胸にたくさんの勲章をつけたロシアの退役軍人エフゲニー・ズナメンスキーさん(100)が座っている。両首脳はズナメンスキーさんと和やかに語り合った。

 ズナメンスキーさんは当時の様子を今もはっきりと覚えている。その日の気温は10度を下回っていた。「習主席は私が寒くないかと気にかけ、わざわざ毛布を用意させてくれた」と振り返り「習主席は気さくな方で、とても好きだ」と語った。

 山や海を越え、人の心に温もりを届ける。高齢者から子ども、市井の人々から一国の要人、専門家・学者から農民・労働者まで、海外の多くの人々が習氏の気さくで飾らない人柄に触れてきた。

ロシア・モスクワで、中国東北地方の抗日戦と大祖国戦争を戦ったロシアの退役軍人代表18人と記念撮影する習近平主席(中央)。(2015年5月8日撮影、モスクワ=新華社記者/饒愛民)

 習氏は、年長者に敬意をもって心を配り、穏やかで謙虚な態度で接してきた。

 15年5月のロシア訪問では、ロシアの退役軍人代表に記念メダルを授与した。足腰の不自由なガベルドフスキーさんの姿を見ると「私が行って授与するので待っていてください」と声をかけ、自ら歩み寄って記念メダルをガベルドフスキーさんの首にかけた。

 ガベルドフスキーさんは深く心を打たれ「大国の指導者の習主席がこれほど穏やかで親しみやすいことに大変感動した」と語った。

 若者に対しては温かく親しみをもって接し、細やかな気遣いを見せてきた。

 24年5月のハンガリー訪問では、ハンガリー人女性のオラ・タマラさんが空港の出迎えの列に並んでいた。オラさんは09年、国家副主席として同国を訪問した習氏に子ども代表として花を贈った。係員から説明を受けた習氏は「こんなに大きくなったのですか。あの頃はまだこれくらいの背丈でしたね」と笑顔で話しかけ、オラさんがその後、中国語を学んだと知ると、深くうなずいて「中国語がとても上手ですね」と述べた。

 短い言葉のやりとりが時の隔たりを消し去り、心と心の距離を縮めた。オラさんは感激して「習主席が私を覚えているとは思わなかった。とても親しみやすい方だ」と語った。

 ドイツ訪問の際はあいにくの雨となり、出迎えに来た子どもたちに「今日は雨だから、風邪をひかないように」と声をかけた。オーストラリアでは手紙をくれた小学生と会う時間を特別に設け、中国への探究学習旅行に招待するとともに「これからも手紙をください。皆さんの良い知らせを知りたい」と伝えた。米ワシントン州では中高生とスポーツや音楽、青春について語り合った。習氏は各国の若者と触れ合い、将来は中国との友好事業に携わるよう励ました。

訪問先のコスタリカで、農家のサモラさん一家と和やかに交流する習近平主席(前列右から4人目)と彭麗媛(ほう・れいえん)夫人(同5人目)。(2013年6月3日撮影、サンホセ=新華社配信/張鐸)

 労働者から身を起こした大国の指導者として、習氏は働く人々に自然な親しみを抱いている。

 13年6月3日にコスタリカの農家を訪ねた時には「私は農民だったことがあり、農村で長年働いた」と農村での労働経験を語った。習氏はこの小さなコーヒー農園を歩いて回り、オーナーのサモラさんにコーヒーの栽培や生産、販売の状況を尋ねた。

 サモラさんは「私たちのような家庭を訪ねてくる外国の指導者はほとんどいない。習主席は国の指導者だが農民だったこともある。私たちはそれを大変光栄に思っている」と語った。

セルビアの河鋼集団スメデレボ製鉄所。(2021年8月16日撮影、ベオグラード=新華社配信)

 16年のセルビア訪問では、中国鉄鋼大手、河鋼集団傘下のスメデレボ製鉄所を視察した。同製鉄所は1913年設立の地域で有名な老舗工場で、2016年4月に河鋼集団の出資を受け入れて経営危機を脱し、活気を取り戻した。習氏はしばしば足を止めて見学し、生産の状況を詳しく尋ねた。従業員食堂では労働者の日常の暮らしについて多くの質問をした。

 習氏訪問時に説明役を務めた製鉄所の従業員ツベタノビッチさんは、当時のことは今も深く印象に残っているとし「習主席と私たちとのやりとりは、製鉄所の労働者の心に深い共感を呼び起こした。習主席の労働者を思う気持ちには真心があり、私たちの心は安心感と希望に満たされた」と語った。

 真心こそが人の心を温める。大国外交の温かな場面の一つ一つ、心を打つ瞬間の一つ一つが中国と各国の民間の友情を絶えず育み、運命を共にする絆を強めている。国と国との交わりに一層の温もりを与え、国民同士の親しみを時間がたつほど強固にしている。

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