中国固有のサクラソウ絶滅危惧種、栽培と保護増殖に成功 重慶市

中国固有のサクラソウ絶滅危惧種、栽培と保護増殖に成功 重慶市

新華社 | 2026-08-05 22:30:30

陰条嶺国家級自然保護区のサクラソウ栽培拠点で実を結んだ「川東灯台報春」。(7月20日撮影、重慶=新華社配信/唐安軍)

 【新華社重慶8月5日】中国重慶市の陰条嶺国家級自然保護区管理事務センターは、絶滅の危険性が極めて高い中国固有のサクラソウ「川東灯台報春」の種からの栽培と保護増殖に成功したと明らかにした。同センターが重慶師範大学生命科学学院の唐安軍(とう・あんぐん)教授の研究チームと共同で栽培した。

 川東灯台報春は花の色が鮮やかで、個体数は非常に少ない。野生ではごく小規模な個体群が5カ所のみ確認されている。

陰条嶺国家級自然保護区のサクラソウ栽培拠点で栽培されている「川東灯台報春」。(5月21日撮影、重慶=新華社配信/鄭昌兵)

 2021年に保護区内で野生個体群が確認されると、センターは保護の強化に向けて唐教授のチームと協力し、標高2200~2300メートルに分布する野生個体から種子を採取して標高約1450メートル地点の栽培拠点で播種と栽培を開始。株は現在、順調に育って大半が実を結び、種子を採取してさらに増やせる段階にある。同拠点では花を咲かせ、実をつけた成株のほか、2万株余りの苗も栽培している。

 陰条嶺国家級自然保護区には亜熱帯北部の山岳地帯の希少・絶滅危惧種が多く分布する。中国の亜熱帯山地森林生態系と種の遺伝資源が最も良く保存されている地域の一つで、高い研究価値と保護価値を持つ。(記者/黄偉)

陰条嶺国家級自然保護区のサクラソウ栽培拠点で栽培されている「川東灯台報春」。(5月21日撮影、重慶=新華社配信/鄭昌兵)

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