黒竜江省同江北駅の積み替え場に入る中欧班列。(6月24日、ドローンから、ハルビン=新華社配信/呉雨南)
【新華社北京7月31日】中国国家発展改革委員会開放司の梁林冲(りょう・りんちゅう)司長は28日の記者会見で、中国と欧州を結ぶ国際貨物列車「中欧班列」の累計運行本数が13万本を突破し、輸送貨物の価値が5200億ドル(1ドル=約160円)を超えたと明らかにした。中欧班列はシルクロード経済ベルトを走り続ける「鉄のラクダ隊」となっていると述べた。
梁氏は、国家発展改革委がこの10年間、関係各方面と協力し、効率的な輸送、安全な運行、多様な輸送ルート、革新的発展という四つの分野で整備を進め、中欧班列の質の高い発展で顕著な成果を上げてきたと説明。四つの特徴が表れていると述べた。
第一に、輸送の質と効率が継続的に向上している。中欧班列の実入りコンテナ率は今年6月まで46カ月連続で100%を維持している。輸送効率も着実に高まっており、陝西省西安市からドイツのデュイスブルクまでは従来15日かかっていたが、全区間のダイヤ管理方式を導入した後は、最短11日間で到着できるようになった。
第二に、運行規模が安定的に拡大している。中欧班列の運行本数は2016年の1702本から25年には2万22本に増加し、年平均増加率は30%を超えた。現在では1カ月で16年通年の運行本数に達する規模となり、力強い発展を遂げ、今後の成長の潜在力も示している。
第三に、サービスの高度化が進んでいる。公開型、オーダメード型、EC向けなどの新たな列車サービスを充実させ、市場ニーズの多様化・個別化に効果的に対応している。また、中欧班列のポータルサイトを開設し、世界に向け、多言語で常時利用可能なワンストップ型のサービスプラットフォームを提供しており、累計アクセス数は6千万回を超えた。
第四に、国際協力が着実に深まっている。沿線諸国との戦略的連携を強化し、2国間・多国間の政府間協力文書9件に署名するなど、沿線諸国との発展協力を推進してきた。中欧班列国際協力フォーラムを2回開催し、159件の実務的な協力成果を上げるなど、国際的な影響力を高めている。
梁氏は、国家発展改革委の今後の取り組みについて、中欧班列のブランド構築を強化し、国際化・市場化の水準を高めるとともに、中欧班列の安定的な発展を支える力を高め、より質が高く、効率的で、安全な方向への発展を推進していくと述べた。