【新華社北京7月28日】7月26日は国連教育科学文化機関(ユネスコ)が定めた「マングローブ生態系保全のための国際デー」。マングローブ林は、熱帯・亜熱帯の海岸の潮間帯に広がり、マングローブ植物を主体とする常緑の高木や低木からなる湿地林で、海と陸をつなぐ特殊な生態系を形成している。
マングローブ林は「海岸の守り手」とも呼ばれ、海水の浄化、防風・消波、生物多様性の維持、炭素の固定・貯蔵などで重要な役割を果たす。地表に張り巡らされた根は、酸素を取り込むとともに、波や嵐に耐えるための支えにもなっている。
マングローブ林は、生物多様性に富み、生産力も極めて高い沿岸生態系の一つで、生い茂る地域には豊かな漁業資源が育まれる。餌となる生き物が多く、枝葉も茂っていることから、水鳥の採餌や生息、繁殖の場となり、渡り鳥の越冬地や中継地にもなっている。根や幹はカニ類や巻き貝などの足場や餌場となり、落ち葉も一部の動物に食べられるほか、分解されて底生動物の餌にもなる。
中国語でマングローブ林は「紅樹林」と呼ばれる。緑に茂るのに「紅」と付いているのは、樹皮にタンニンが多く含まれ、傷ついた樹皮が空気に触れると酸化して赤く変色するためとされる。