
長春市の老年大学で、受講生に動画の撮影方法を指導する講師(中央)。(長春=新華社配信)
【新華社長春7月24日】人口の高齢化が進む中国で、シニア層の精神的・文化的なニーズや生涯学習へのニーズが日増しに高まっている。国は高齢化への積極的な対応策として、都市部や農村部の地域コミュニティーへ、高齢者教育を普及させる施策を強化している。
吉林省長春市のシニア向け生涯教育機関「長春老年大学」は国の呼びかけに積極的に応じ、高齢者の精神的・文化的生活を豊かにするための一連の新講座を開設した。中でもスマートフォンを使ったショート動画の撮影・編集講座は人気が高く、定員80人のクラスは、毎回募集が始まるとすぐに満員になる。

長春市の老年大学で、動画の撮影方法を習う受講生。(長春=新華社配信)
受講生の一人で旅行が趣味の周淑傑(しゅう・しゅくけつ)さん(64)は、動画編集技術を学んだことで、旅行の記録動画がより見ごたえのあるものになったと、学習の効果を実感している。80歳を超えた杜錦珍(と・きんちん)さんは、2008年から同校でFlashアニメや画像編集ソフトPhotoshop、動画編集ソフトPremiereなどを次々と修得。最近受講した人工知能(AI)基礎講座には強い感銘を受けた様子で「技術の発展は驚くほど速い。私たち高齢者も時代の流れについていかなければ」と語った。
講座で指導に当たる王志剛(おう・しごう)さんは「皆さん新しい知識やハイテクに触れる意欲が非常に高い」と話す。学んだ技術を生かしてインターネット上でアカウントを運営している人がいるほか、地域コミュニティーでボランティア講座を開き、周りの高齢者へ教えている人もいるという。
杜さんは「いくつになっても学び続ける。新時代の高齢者の生活も多彩で活力に満ちている。学ぶ意欲と挑戦する勇気があれば、老後の生活も輝かしいものになる」と語った。(記者/孟含琪、馬広涵)