王毅氏、フィリピン外相と面会

王毅氏、フィリピン外相と面会

新華社 | 2026-07-23 12:41:00

22日、ラザロ外相(右)と面会する王毅氏。(マニラ=新華社記者/郭依格)

 【新華社マニラ7月23日】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は22日、東アジア関連外相会議出席のため訪れたフィリピン・マニラで、求めに応じて同国のラザロ外相と面会した。王氏はフィリピン側に対し、中国の厳正な立場を説明し、仁愛礁で中国の法執行船に衝突したフィリピン側要員による粗暴な行為に強く抗議した。

 王氏はまた次のように述べた。中比関係はこの数年、困難や課題に直面し続けている。これは明らかに双方の利益に反するものであり、フィリピン自身の発展にも悪影響を及ぼす。変化と混乱が入り交じる世界にあって、われわれは本来、地域の平和的発展という得がたい局面を共同で守るべきだ。しかし、フィリピンの行動は他の地域諸国と逆行し、地域の平和と安定を乱す要因となっている。事実が示すように、外部勢力の干渉や介入を容認し、海洋を巡る意見の相違を意図的にあおり、拡大することは、他者に利用される結果を招くだけだ。域外国の力を借りて挑発行為を働こうとすれば、最終的には自ら招いた結果を受けることになる。

 遺憾なことに、中比双方が対話を進めようとするたび、フィリピン国内では一部の人々、特に軍や法執行機関の一部勢力が意図的に問題を引き起こし、対話の推進を妨げている。こうした人々は、フィリピン国民の幸福を顧みることなく、外部勢力の意向を実行し、個人的な利益を追求している。現在、中比関係は岐路に立っており、今後どの方向に進むかはフィリピン側が正しく理性的な選択をすべきだ。

 中比関係を発展させる鍵は、正しい方向を把握することにある。中国はいまだかつてフィリピンにとって安全保障上の脅威となったことはなく、歴史上フィリピンを侵略したことも植民地にしたこともない。両国間に領土や海洋境界画定を巡る争いが存在することは客観的な事実だが、中国は一貫して2国間の対話と協議を通じ、相違を適切に管理し、情勢の安定を図ることに努めている。しかしフィリピンは2国間交渉の枠組みから離れ、域外勢力の働きかけを受けて急ごしらえの「仲裁廷」を設け、違法で無効ないわゆる「裁定」を仕立て上げ、喧伝(けんでん)した。中国は最初から受け入れず、参加せず、ましてや認めることはない。フィリピンは海洋問題を巡る挑発行為を直ちに停止し、中国との約束を守り、2国間関係の安定化に向け、着実に努力すべきだ。

 ラザロ氏は次のように表明した。フィリピンと中国は長い交流の歴史を持つ、引っ越しのできない隣人だ。フィリピンは一貫して「一つの中国」政策を堅持し、国交樹立時の約束を履行している。世界に中国は一つしかなく、台湾は中国領土の不可分の一部だ。フィリピンは対話を通じて、海洋を巡る問題の適切な解決策を見いだし、両国関係の改善を実現したいと考えている。

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