新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「人と自然の調和した共生-中国の野生ゾウの楽園に見る生態文明の秘訣」。(昆明=新華社記者/陳欣波)
【新華社昆明7月16日】新華社国家ハイエンドシンクタンクは16日、雲南省西双版納(シーサンパンナ)ダイ族自治州で開かれた第5回ゾウ国際コミュニケーションフォーラムで、報告書「人と自然の調和した共生-中国の野生ゾウの楽園に見る生態文明の秘訣」を発表した。報告書は、中国での野生のアジアゾウ保護の実践例を深く分析。習近平(しゅう・きんぺい)生態文明思想の地方での実践を具体的に解説し、人と自然が調和して共生する現代化に向けた経験と示唆を総括した。
中国で野生のアジアゾウは主に雲南省の西双版納、普洱(ふじ)、臨滄(りんそう)各地域に分布している。1980年代は約150頭が生息するに過ぎなかったが、近年の複数の手段を組み合わせたモニタリングによると、その数は400頭近くまで増え、増加傾向を維持している。
報告書は、生息数の着実な増加の背景には、中国の長期にわたるたゆまぬ努力があると指摘。中国は長年、法に基づく厳格な保護▽生息環境の修復▽収容・救助の実施▽科学研究の強化▽協力枠組みの整備-を柱とする野生アジアゾウの保護・管理体系を構築し、ゾウが自由に暮らせる生息地をつくり出してきたとした。
新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「人と自然の調和した共生-中国の野生ゾウの楽園に見る生態文明の秘訣」。(昆明=新華社記者/陳欣波)
生息数の増加や、人とアジアゾウの調和的関係は、中国の野生動物保護の成果を世界に示すとともに、雲南省の生態文明建設を体現している。報告書は、雲南省は習近平生態文明思想の指導の下、生態文明建設の歴史的、転換的、全局的変化を深く推進し、雲南の空をより青く、山をより緑に、水をより清らかに、景観をより美しくしてきたと指摘した。
報告書は「生物多様性の全力の保護」「清らかな水と青い空、豊かな大地の注意深い保全」「緑の山河の金山銀山(金銀同様の価値を持つ自然)への転化」「生態文化の継続と革新」の四つの側面から、習近平生態文明思想を徹底してきた雲南省の実践と成果を詳しく解説した。2025年、雲南省の人々の生態環境に対する満足度は94・1%となり、2017年の調査開始以来の最高値を更新。8年連続で全国平均を上回った。