
海南省の海口港コンテナ埠頭。(6月17日、ドローンから、海口=新華社記者/蒲暁旭)
【新華社北京7月15日】中国税関総署が14日に発表した今年上半期(1~6月)の中国の貿易総額は、前年同期比16・9%増の25兆4700億元(1元=約24円)だった。上半期として初めて25兆元を超え、中国は世界最大のモノの貿易国としての地位を維持した。
税関総署の王軍(おう・ぐん)副署長は同日、国務院新聞(報道)弁公室の記者会見で、上半期の貿易について「伸びは力強く、推移も安定している」と評価した。全体として良好な状況を保ち、貿易規模の維持と構造改善で顕著な成果を上げたと述べた。
輸出額は13・4%増の14兆7300億元だった。4~6月期まで11四半期連続で前年同期を上回り、輸出構造の高度化も進んだ。機械・電気製品の輸出額は20・1%増の9兆3600億元で、輸出全体に占める割合は3・5ポイント上昇し、63・5%となった。ハイテク製品は39・0%増、自主ブランド製品は25・4%増だった。
税関総署によると、中国はここ数年、世界最大のスポーツ用品輸出国で、世界の輸出額に占める割合は4割を超えている。1~6月のスポーツ用品・設備の輸出額は675億3千万元で、うちボール類は30億8千万元だった。
輸入額は22・1%増の10兆7400億元だった。伸び率は輸出を8・7ポイント上回り、貿易全体の伸びに対する寄与も輸出より大きかった。輸入の好調は、貿易の均衡ある発展を促した。
黒竜江省同江北駅の積み替え場に入る中欧班列。(6月24日、ドローンから、ハルビン=新華社配信/呉雨南)
企業別では、民間企業の輸出入額が17・0%増の14兆5300億元となり、全体の6割近くを占めた。外資企業の輸出入額は17・1%増え、9四半期連続で前年同期を上回った。国有企業も16・8%増加した。
地域別では、東部地域の輸出入額が16・5%増の20兆元超となり、全体の78・8%を占めた。西部は20・3%増、中部は20・0%増、東北部は8・6%増となった。
貿易相手の多角化も進んだ。「一帯一路」共同建設国との輸出入額は14・8%増の12兆9700億元となり、全体の50・9%を占めた。中南米との輸出入額は16・2%増、アフリカは19・6%増、欧州連合(EU)は10・2%増となった。
王氏は、1~6月の中国貿易は目覚ましい成果を上げたものの、7~12月は引き続き一定の圧力に直面するとの認識を示した。その上で、中国はイノベーションの原動力が強く、企業の活力や開放水準も高いと指摘。貿易の基盤はなお強固であり、良好な勢いを維持する自信と能力があると強調した。