
江蘇省連雲港市東海県で生産されたネイルチップの一部。(東海=新華社配信)
【新華社南京7月15日】「世界の水晶の都」として知られる中国江蘇省連雲港市東海県は、水晶産業によって蓄積された、成熟した電子商取引(EC)リソース、円滑な物流ネットワーク、膨大な消費者層を背景に、2019年にハンドメードのネイルチップ(つけ爪)分野に参入した。現在では年間生産量が3億セットを上回って中国全体の70%超を占め、国内最大のハンドメードのネイルチップ生産・販売拠点に成長した。25年の売上高は150億元(1元=約24円)に達し、製品は30以上の国・地域に輸出されている。
地元の水晶産業をけん引する江蘇東海水晶産業発展集団の宋正強(そう・せいきょう)董事長は、同県の水晶埋蔵量は30万トンで中国の70%を占め、純度は99・99%に達し、埋蔵量、品質共に中国首位を誇ると紹介した。

江蘇省連雲港市東海県で生産されたネイルチップの一部。(東海=新華社配信)
同県のハンドメードのネイルチップは、なぜこれほど急速に台頭したのか。その答えは「産業の遺伝子」に隠されている。水晶ECの成熟したエコシステムをよりどころに、同県ではデザイン、パターン作成、生産、物流を「72時間のクローズドループ」に凝縮。午前中に国際的な美容展示会でトレンドカラーが発表されれば、午後には同県の工場でサンプルが作られ、翌朝には宅配便で世界中の消費者のドレッサーへと発送される。

ネイルチップを制作する江蘇省連雲港市東海県の職人。(東海=新華社配信)
中国のネイルチップ産業の標準化された発展促進を目的として、上海で今月8日に「新華・東海ハンドメード・ネイルチップ価格指数」が発表された。同県の担当者、桑愛越(そう・あいえつ)氏は、今回の指数発表を新たな出発点として、同県はオリジナルデザイン、標準策定、海外進出のコアコンピタンスを引き続き強化していくと表明。26年には産業全体の売上高200億元突破を目指しており、ネイルチップを通じて中国の「美しい経済」が持つ無限の可能性を世界に示すと抱負を語った。(記者/何磊静)

ライブ配信でネイルチップを販売する江蘇省連雲港市東海県にあるショップの店主。(東海=新華社配信)

江蘇省連雲港市東海県のネイルチップを見せる女性。(東海=新華社配信)

江蘇省連雲港市東海県のネイルチップを見せる女性。(東海=新華社配信)