北京・盧溝橋で伝える抗戦の記憶 祖父の思い継ぐ若きガイド

北京・盧溝橋で伝える抗戦の記憶 祖父の思い継ぐ若きガイド

新華社 | 2026-07-09 11:00:15

6日、宛平城の城壁外で若者に盧溝橋事件の歴史を解説する鄭然さん(左から3人目)。(北京=新華社記者/李欣)

 【新華社北京7月9日】中国北京市の盧溝橋で、抗日戦争の歴史を語り継ぐ若いボランティアガイドがいる。近くの宛平社区(コミュニティー)で働く1990年代生まれの鄭然(てい・ぜん)さんだ。祖父の思いを受け継ぎ、盧溝橋を訪れる人々に戦争の記憶を伝えている。

 祖父の鄭福来(てい・ふくらい)さんは、1937年7月7日の七七事変(盧溝橋事件)を経験し、その後70年以上にわたり、訪れた人々に抗日戦争の歴史を無償で語り続けた。2015年には中国共産党中央宣伝部から栄誉称号「時代の模範」を授与された。

6日、宛平城の城壁外で若者に盧溝橋事件の歴史を解説する鄭然さん(左端)。(北京=新華社記者/李欣)

 鄭福来さんは24年に亡くなる前、鄭然さんに「この歴史を忘れてはならない。必ず記憶にとどめなければならない」と託した。鄭然さんはその言葉を受け、ボランティアガイドとして、盧溝橋に刻まれた記憶を語り継いでいる。

 よりよい解説ができるよう、休日には祖父が遺した貴重なノートを読み込み、解説文を整理している。鄭然さんは、さらに多くの人に抗日戦争の歴史を伝え、記憶を次の世代につないでいきたいと考えている。

6日、盧溝橋で若者に中国人民抗日戦争の歴史を解説する鄭然さん。(北京=新華社配信/原梓峰)

6日、盧溝橋で若者に中国人民抗日戦争の歴史を解説する鄭然さん(左から2人目)。(北京=新華社配信/原梓峰)


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