「七一勲章」受章の王於昌さん 戦功誇らず働き続けた老兵士

「七一勲章」受章の王於昌さん 戦功誇らず働き続けた老兵士

新華社 | 2026-07-01 20:39:00

安徽省宿州市蕭県の自宅で取材に応じる王於昌さん。(6月18日撮影、宿州=新華社記者/黄博涵)

 【新華社宿州7月1日】中国共産党創立105周年に当たる今年、党内最高栄誉「七一勲章」の受章者に、大陸上空に侵入したU-2高高度偵察機の撃墜任務に2度関わった90歳の古参党員、王於昌(おう・おしょう)さんが名を連ねた。

 王さんは1936年に安徽省宿州市蕭県で生まれ、54年に入隊した。58年には地対空ミサイル部隊に選抜され、ミサイルへの酸化剤充塡(じゅうてん)や弾体の洗浄作業を担う技師となった。専門技術の研さんを重ね、作業方法の改良や戦友との反復訓練を通じて、ミサイルやレーダーの操作時間短縮に貢献した。

 63年と64年には、戦友らとともに、大陸上空を偵察飛行していたU-2高高度偵察機を地対空ミサイルで2度にわたって撃墜。所属部隊は「集団一等功」を授与され、王さん自身も「個人一等功」を立て、戦友らとともに毛沢東(もう・たくとう)主席の接見を受けた。

安徽省宿州市蕭県の自宅で、古いアルバムをめくる王於昌さん。(6月18日撮影、宿州=新華社記者/黄博涵)

 64年7月に中国共産党に入党した王さんは、73年に軍を離れて郷里に戻り、蕭県百貨公司に販売員として入社した。その後は業務の中心を担う人材となり、人事秘書課長や副経理(副支配人)を務めた。仕事熱心で規則を重んじる人物として知られたが、かつての戦功を知る同僚はほとんどいなかった。

 98年に定年退職。2019年、蕭県退役軍人事務局が退役軍人の情報登録を進める中で、その経歴が確認され、かつての戦功と、その後も功績を誇らず働き続けた歩みが次第に知られるようになった。

 王さんは「私は党を構成するれんがの一つ。必要とされる所へどこへでも行く。どこにいても仕事をしっかりやり遂げる」と常々語ってきた。その言葉は、自らの生涯で示した人生の答えでもあった。(記者/黄博涵)

安徽省宿州市蕭県の自宅で、胸の勲章に手を添える王於昌さん。(6月18日撮影、宿州=新華社記者/黄博涵)

蕭県百貨公司で働く王於昌さん。(資料写真、宿州=新華社配信)

王於昌さんの肖像写真。(資料写真、宿州=新華社配信)

蕭県実験小学校の児童に党史を語る王於昌さん。(2021年3月3日撮影、宿州=新華社配信)

安徽省宿州市蕭県の自宅で往時を振り返る王於昌さん。(6月18日撮影、宿州=新華社記者/黄博涵)

安徽省宿州市蕭県の自宅で取材に応じる王於昌さん。(6月18日撮影、宿州=新華社記者/黄博涵)

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