ポタラ宮の古書文献保護が大きく進展 中国西蔵自治区

ポタラ宮の古書文献保護が大きく進展 中国西蔵自治区

新華社 | 2026-06-19 10:52:15

貝葉を修復するポタラ宮貝葉経実験修復チームのスタッフ。(2025年5月25日撮影、ラサ=新華社記者/旦増尼瑪曲珠)

 【新華社ラサ6月19日】中国西蔵自治区文物局は、ラサ市のポタラ宮が所蔵する貝葉経(ばいようきょう=ヤシ科植物の葉、貝多羅葉に書かれた仏教経典)などの古書文献を対象に進めていた保護・活用プロジェクトが段階的な成果を上げたと発表した。緊急修復や予防的保存の高度化、デジタルによるアーカイブ・保存、地域の技術標準の整備、地元文化財保護人材の育成など多くの重要な分野で大きな進展がみられた。

 2018年に始まった保護・活用プロジェクトは、これまでに国の資金1億1040万元(1元=約24円)が投入され、第1期、第2期は既に完了。現在の第3期も年末の完了を見込む。現段階で一斉調査や科学的保護、緊急修復、デジタル保存、研究利用を一体化した作業体系が構築されている。

 文物局は3期にわたる取り組みを経て、貝葉経208枚の試験的修復と685枚の重点修復、チベット紙(伝統的な手すき紙)文化財1万401枚の修復、「大蔵経」重要版本9万枚の目録作成、古書文献3万6千枚のデジタル収集と文字識別を既に完了している。(記者/春拉)

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