
海南熱帯雨林国家公園で発見された熱帯伏褶菌。(資料写真、海口=新華社配信)
【新華社海口6月17日】中国熱帯農業科学院(海南省)は、研究者が海南熱帯雨林国家公園で木材腐朽菌の新種2種を発見したと明らかにした。「熱帯伏褶菌(Resupinatus tropicus」「海南掃状菌(Scopuloides hainanensis」と命名され、研究成果をまとめた論文がこのほど、真菌学の国際学術誌「MycoKeys」に掲載された。
新種の発見は、研究者が同公園で長期間実施した野外調査の大きな成果となる。同省白沙リー族自治県青松郷で採集した熱帯伏褶菌は広葉樹の落枝に発生し、吊羅山国家級自然保護区で採集した海南掃状菌はマキ科の針葉樹「陸均松」と広葉樹の落枝に発生する。

海南熱帯雨林国家公園で発見された海南掃状菌。(資料写真、海口=新華社配信)
研究チームによると、新種はいずれも白色腐朽菌で、今回の発見は中国の菌類相を充実させるとともに、リグニン(木質素)の分解能力を持つ菌株の選抜やバイオマス転換・利用技術の開発に貴重な遺伝資源をもたらした。
今回の研究は北京林業大学、中国科学院瀋陽応用生態研究所、中国熱帯農業科学院椰子研究所が共同で実施した。海南省では木材腐朽性を持つ大型菌類が既に702種確認され、19目68科256属に及ぶ。(記者/陳子薇)