黄河河口のトキ保護施設に新しい命 中国山東省

黄河河口のトキ保護施設に新しい命 中国山東省

新華社 | 2026-06-10 00:47:30

山東省東営市の黄河デルタ国家級自然保護区にある順化ケージ内のトキ。(5月21日撮影、東営=新華社配信/王玉紅)

 【新華社済南6月10日】中国山東省東営市の黄河デルタ国家級自然保護区にあるトキ野生順化施設では、複数のひなが保温箱の中で餌を食べ、すくすくと成長している。黄河河口のトキは繁殖期に入っており、今年はすでに人工ふ化で19羽が誕生した。

 今年最初に人工ふ化したひなは4月22日に殻を破って出てきた。現在は順化ケージに移され、スタッフの助けを借りながら自力で餌を取る能力を養い、放鳥に向けた準備を進めている。

山東省東営市の黄河デルタ国家級自然保護区に生息するトキ。(東営=新華社配信/賈麗)

 トキは6千万年以上存続してきた種で、かつて東アジア一帯に広く分布していた。環境の変化などさまざまな要因により、一時は絶滅の危機にひんした。1981年には陝西省漢中市で7羽が確認されたのみだったが、現在は中国の積極的な保護政策と国際協力の下、国内の生息地は15の省や直轄市に広がった。世界全体の生息数は1万1千羽を超え、分布域も1万6千平方キロに拡大している。(記者/袁敏)

山東省東営市の黄河デルタ国家級自然保護区に生息するトキ。(東営=新華社配信/賈麗)

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