「長沙は心安らぐふるさと」 日本人留学生が紡ぐ青春の日々 中国湖南省

「長沙は心安らぐふるさと」 日本人留学生が紡ぐ青春の日々 中国湖南省

新華社 | 2026-06-07 17:31:15

人々でにぎわう長沙太平街。(2025年10月21日撮影、長沙=新華社記者/張玉潔)

 【新華社長沙6月7日】中国湖南省長沙市の中南大学湘雅医学院に留学中の中山愛麗さん(19)は、長沙の開放的で包容力のある都市環境に魅了されている外国人の1人だ。来たばかりの頃は不安でいっぱいだったが、今では長沙を「心安らぐふるさと」と呼び、温かい青春の日々を送っている。

 静岡県出身の中山さんは昨年9月、長沙での留学生活を始めた。当初は言葉や文化の違いに戸惑うことも多かったが、周囲の人々の温かい心遣いで、そうした不安はすぐに吹き飛んだ。教師たちは丁寧に指導し、クラスメートたちは進んで中国語の練習に付き合い、彼女の言葉に辛抱強く耳を傾け、地元のグルメや観光名所を熱心に紹介してくれた。こうした優しさに包まれ、中山さんの中国語は飛躍的に向上し、かけがえのない友情も育まれた。

中南大学で行われた第5回国際文化祭。(2025年11月16日撮影、長沙=新華社配信)

 多彩なキャンパスライフも中山さんに新しい世界を開いた。最も思い出深いのは、大学で年に1度開かれる国際文化祭だ。世界各国から集まった学生たちが伝統衣装を身にまとい、歌や踊りを披露し、各国の特色ある料理を分かち合う。「各国の料理を味わいながら、日本の文化を紹介した。キャンパスがまるで温かい『地球村』になったようで、学内にいながら世界を体験できた」と中山さんは語る。

 中国で「網紅城市(ネットで人気の都市)」として知られる長沙の活気も、中山さんを大いに魅了した。夜になると街路はきらびやかにライトアップされ、夜市は大勢の人でにぎわう。「辛いものが苦手」だった中山さんは、地元の湖南料理に引き込まれた。臭豆腐(発酵豆腐の揚げ物)や牛肉の炒め物、ザリガニは今や好物だ。「日本の静けさとは違い、長沙は熱気にあふれ開放的。街行く人々は親しみやすく、温かさを感じる」と話す。

人々でにぎわう長沙太平街。(2025年10月21日撮影、長沙=新華社記者/張玉潔)

 さらに中山さんの心を打ったのは、そこかしこに感じられる安心感だという。夜遅くに1人で散歩して寮に戻る時も、キャンパスの街路は明るく整然としている。自習室や食堂では、スマホやリュックを置いたまま席を離れても不安はないという。大学側のサポートはきめ細かく、日常生活や学習で困ったことがあればすぐに対応してくれる。この街は治安がよく、故郷を遠く離れていても完全に心を開くことができたという。

 長沙市は現在、6年連続で「外国人材が選ぶ最も魅力的な中国都市」に選ばれている。中山さんは「国際人材向けの充実したサービスと、開放的で包容力のある都市環境のおかげで、外国人留学生は安心して学び、楽しく暮らせる」と語った。(記者/張玉潔)

中南大学第5回国際文化祭で披露された獅子舞。(2025年11月16日撮影、長沙=新華社配信)

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