3日、第4回天津国際航運産業博覧会の中国遠洋海運集団ブースで、船舶のグリーン化改修ソリューションの模型を見る人。(天津=新華社記者/趙子碩)
【新華社天津6月7日】中国天津市で5日までの4日間、海運や港湾など水運業界の見本市、第4回天津国際航運産業博覧会が開かれた。国内外の業界関係者は、AI(人工知能)の大規模な応用が水運業に大きな影響をもたらし、技術導入の恩恵が業界全体に急速に広がりつつあるとの認識を示した。
海運業界の国際非営利団体グローバル・マリタイム・フォーラムのヨハンナ・クリステンセン共同創設者兼最高経営責任者(CEO)は「AIはもはや手の届かない存在ではない。港湾運営のモデルを変え、10年前には想像もできなかった恩恵をもたらしている」と述べた。
3日、第4回天津国際航運産業博覧会の海洋石油工程ブースで、アジア初の円筒型FPSO(浮体式石油生産・貯蔵・出荷設備)「海葵(かいき)1号」の模型を見る人たち。(天津=新華社記者/趙子碩)
渤海湾に面した天津港北疆港区Cエリアのスマートコンテナターミナルは、世界初の「スマートゼロカーボン」ふ頭として知られる。ターミナルには無人コンテナトラックが行き交い、「PortGPT」と呼ばれる港湾用大規模モデルが港湾のあらゆる生産状況を識別し、判断している。
天津港(集団)の褚斌(ちょ・ひん)董事長は、AIを中核として港湾のデジタルトランスフォーメーション(DX)と高度化を加速させていると紹介。デジタル・スマート化による運営効率の向上やエネルギーコストの削減などの恩恵が既に現れていると語った。
3日、第4回天津国際航運産業博覧会の海洋石油工程ブースで展示を見る人たち。(天津=新華社記者/趙子碩)
英海運情報会社ロイズ・リスト・インテリジェンスのワカス・サマド最高経営責任者(CEO)は「自動化・スマート化された海上インフラの台頭を世界で目の当たりにしている」と述べ、中国の実践は水運業の未来の核心的方向を示しており、その核心は規模の優位性やインフラの水準にとどまらず、接続性と技術、インテリジェンスの深い融合にあると指摘した。
クリステンセン氏は、水運業界が直面する核心的問題はAIが業界を再構築するかどうかでなく、いかにして協調的な行動を加速させ、高水準かつ包摂的な方向に向けて転換を進めるかだと指摘。「中国には前向きで有利な政策環境があり、AIで水運業のデジタル高度化を推進する特別行動計画を既に策定している。今は業界のデジタル化とグリーン(環境配慮)化を進める絶好の機会だ」と語った。(記者/楊文、包慶齢)
3日、第4回天津国際航運産業博覧会の大連船舶重工集団(天津)ブースで、LNG(液化天然ガス)二元燃料コンテナ船の模型を見る人たち。(天津=新華社記者/趙子碩)
3日、第4回天津国際航運産業博覧会の中国遠洋海運集団ブースで、デジタル港湾を体験する人。(天津=新華社記者/趙子碩)
3日、第4回天津国際航運産業博覧会の中国遠洋海運集団ブースで、メタノール二元燃料コンテナ船の模型を見る人たち。(天津=新華社記者/趙子碩)