3日、平陸運河の馬道中枢で行われた注水の様子。(ドローンから、霊山=新華社配信/趙振宇)
【新華社南寧6月6日】中国広西チワン族自治区で建設中の平陸運河は3日、馬道と企石の両拠点で注水が始まり、全線で水が通った。同運河はこれで、水を入れた状態で設備を確認する調整・試験の段階に入った。
平陸運河は全長は134・2キロで、北は同自治区横州市の平塘江口から欽州市霊山県陸屋鎮を経て、欽江沿いに北部湾へ至る。5千トン級船舶が航行可能で、今年9月の開通を予定している。新中国成立以来、初めて国家レベルで統一的に計画された、河川と海を結ぶ運河プロジェクトとされる。
3日、平陸運河の馬道中枢で行われた注水の様子。(ドローンから、霊山=新華社配信/趙振宇)
同運河は、中国西部から北部湾などを経由して世界各地につながる国際物流ルート「西部陸海新ルート」の中核プロジェクトに位置付けられている。開通後は、雲南省や貴州省、重慶市など中国西南部の貨物が鉄道や道路、水路を通じて西江水系に入り、平陸運河を経て北部湾から海に出られるようになる。広州方面を経由する従来ルートと比べ、内陸水路の航程は約560キロ短縮され、中国西南部の海上輸送へのアクセス効率がさらに高まる。
清華大学人文学院副院長で歴史学部教授の倪玉平(げい・ぎょくへい)氏は「平陸運河は国内水運と国際貿易の機能を兼ね備え、雲南、貴州、重慶などの西南内陸部と東南アジア諸国連合(ASEAN)市場をより緊密に結び付ける。水運コストが下がれば、中国とASEANの物流効率も持続的に高まるだろう」と述べた。(記者/趙歓、陳露縁)
3日、平陸運河の企石中枢で行われた注水の様子。(ドローンから、霊山=新華社記者/周華)
3日、平陸運河の企石中枢で行われた注水の様子。(ドローンから、霊山=新華社記者/周華)
3日、平陸運河の馬道中枢で行われた注水の様子。(ドローンから、霊山=新華社配信/趙振宇)