長江上流の生態系を守る「漂流物清掃チーム」 中国・重慶市巫山県

長江上流の生態系を守る「漂流物清掃チーム」 中国・重慶市巫山県

新華社 | 2026-06-05 14:15:46

5月29日、重慶市巫山県の長江と大寧河の合流水域で漂流物の清掃作業を行う機械式清掃船。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)

 【新華社重慶6月5日】中国の三峡ダムエリアは長江上流の重要な生態障壁で、中国の生物多様性保護における重要な地域でもある。同エリアに位置する重慶市巫山(ふざん)県には、長江本流55キロ、支流128・45キロが流れ、毎年増水期と湛水期に大量の木の枝やごみなどの漂流物が上流から押し流されてくるため、タイミングを見て清掃しなければ、船舶の通航だけでなく水質にも影響を及ぼす。

 県は2003年、川の漂流物を清掃する専門チームを設立。14年には機械式の清掃船が配備された。清掃チームは現在、機械式清掃船10隻余りと大型運搬船を保有、メンバーも50人に達した。

5月29日、重慶市巫山県で漂流物清掃作業のため停泊拠点から出航する機械式清掃船。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)

 増水期に主要航路に大量の漂流物が現れた際には、機械式清掃船が威力を発揮する。船体が大きく動力も十分な機械船は、船首の回収アームを川の中に伸ばし、フックの付いた無限軌道で漂流物を回収室へ巻き込んでいく。清掃船が進入しにくい狭い支流や沿岸部では、人力で引き揚げ作業を行う小型船が活躍する。チームは、増水期の最も忙しい時期には、早朝から深夜まで働き続けることも少なくない。

 チームは来る日も来る日も職務を遂行し、長江上流の重要な生態障壁を強固に築き、重慶を流れ出る澄みきった水を守り続けている。(記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県で小型作業船を操縦し漂流物を清掃する清掃チームのメンバー。(重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県の長江の漂流物を清掃する機械式清掃船。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県で長江の漂流物を清掃する機械式清掃船。(重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県で小型作業船に乗って漂流物を清掃する清掃チームのメンバー。(重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県で、引き揚げた漂流物をごみ運搬車に積み替える清掃チームのメンバー。ごみは焼却発電所へ送られ無害化処理される。(重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県のモニタリング室で、高画質カメラを通じ水域内の漂流物や沿岸のごみの状況を監視する清掃チームのメンバー。(重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県で機械式清掃船から長江の川面を見渡す清掃チームのメンバー。(重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県の長江と大寧河の合流水域で漂流物の清掃作業を行う機械式清掃船。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県にある清掃船の停泊拠点。(ドローンから、重慶=新華社記者/黄偉)

5月29日、重慶市巫山県で小型作業船に乗って漂流物を清掃する清掃チームのメンバー。(重慶=新華社記者/黄偉)

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