新華社国家ハイエンドシンクタンクが発表した報告書「大河興邦-新時代の淮河生態文明発展の道」。(合肥=新華社記者/杜宇)
【新華社合肥5月29日】新華社国家ハイエンドシンクタンクは29日、中国安徽省淮南市で開かれた淮河流域文明振興フォーラムで、報告書「大河興邦-新時代の淮河生態文明発展の道」を発表した。報告書は、新時代における淮河の保護・管理の実践経験を総括し、流域管理から流域振興へと向かう質の高い発展の新たな道筋を示している。
中国七大河川の一つである淮河は、中華民族の重要な発祥地の一つであり、国家の生態安全や食糧安全保障の面でも重要な役割を担っている。一方で、水害や水質汚染に長年悩まされ、流域の発展は相対的に立ち遅れてきた。
報告書は、中国が70年以上にわたり、淮河の管理を国家的な重要課題として進めてきたと指摘。新時代以降は国家の「河川戦略」の下、水害防止や水資源節約、水生態系の保護・修復、水環境整備を統合的に推進し、治水や汚染対策、貧困脱却で歴史的成果を収めたと評価した。
また、淮河流域は近年、水安全の確保や生態系の安定化に加え、文化資源の活用や科学技術イノベーションによる産業高度化、経済社会のグリーン(環境配慮型)転換を進めていると指摘。流域管理から流域振興への転換を進める中で、大河流域における生態文明発展の新たなモデルを模索しているとした。
さらに、生態優先や協調発展、文化の力を生かした地域づくりといった淮河流域の実践は、世界の大河流域における生態文明建設にとっても参考になるとの評価を示した。