中国固有のサクラソウ属絶滅危惧種、大規模人工繁殖に成功 重慶市

中国固有のサクラソウ属絶滅危惧種、大規模人工繁殖に成功 重慶市

新華社 | 2026-05-26 11:33:01

15日、重慶市の陰条嶺国家級自然保護区報春花(サクラソウ)繁殖基地で人工育成された中国固有種の「川東灯台報春」。(重慶=新華社配信/鄭昌兵)

 【新華社重慶5月26日】中国重慶市の陰条嶺国家級自然保護区管理事務センターは、重慶師範大学生命科学学院の唐安軍(とう・あんぐん)教授チームと共同で、保護区内の報春花(サクラソウ)繁殖基地において種子から大規模栽培したサクラソウ属の絶滅危惧種「川東灯台報春(Primula mallophylla Balf.f.)」が、初の開花期を迎えたと明らかにした。保護区で中国固有の絶滅危惧種の大規模な人工繁殖に成功したのは、今回が初めてとなる。

15日、重慶市の陰条嶺国家級自然保護区報春花(サクラソウ)繁殖基地で人工育成された中国固有種の「川東灯台報春」。(重慶=新華社配信/鄭昌兵)

 2021年に保護区内で同種の野生個体群が確認されると、センターは保護を強化するため唐安軍教授チームと連携。標高2200~2300メートルに分布する野生個体から種子を採取し、標高約1450メートル地点に位置する繁殖基地で播種と栽培を進めた。人工育成した6千株余りは現在、順調に生育しており、生息地外での保護・繁殖に向けた取り組みの基盤が整いつつある。

15日、重慶市の陰条嶺国家級自然保護区報春花(サクラソウ)繁殖基地で人工育成された中国固有種の「川東灯台報春」。(重慶=新華社配信/鄭昌兵)

 同種は中国の固有種で観賞価値が高い。2009年以降、国際自然保護連合(IUCN)と中国のレッドリストでいずれも「深刻な危機(CR)」に分類されている。重慶市城口県と巫渓(ふけい)県のほか、湖北省神農架風景区のハザンモミ林の岩場や草むらにも分布するが、個体数は少ない。(記者/黄偉)

15日、重慶市の陰条嶺国家級自然保護区報春花(サクラソウ)繁殖基地で人工育成された中国固有種の「川東灯台報春」。(重慶=新華社配信/鄭昌兵)

21日、重慶市の陰条嶺国家級自然保護区報春花(サクラソウ)繁殖基地で人工育成された中国固有種の「川東灯台報春」。(重慶=新華社配信/鄭昌兵)

21日、重慶市の陰条嶺国家級自然保護区報春花(サクラソウ)繁殖基地で人工育成された中国固有種の「川東灯台報春」。(重慶=新華社配信/鄭昌兵)

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