運動の才能開花、腕はなくてもトライアスロンに挑戦 中国湖北省

運動の才能開花、腕はなくてもトライアスロンに挑戦 中国湖北省

新華社 | 2026-05-20 15:16:30

12日、湖北省随州市で、水泳を練習する劉三華さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)

 【新華社武漢5月20日】中国湖北省随州市で風を切って走る1台の自転車。乗っているのは劉三華(りゅう・さんか)さん(19)だ。背を丸め、首でハンドルを押さえて方向を調整し、止まる時は膝でブレーキレバーを挟む。

 劉さんは生まれつき両腕がなかった。生後3カ月の時、同省公安県の福祉施設に置き去りにされ、当時の施設長だった劉徳芬(りゅう・とくふん)さんに引き取られた。徳芬さんの熱心な指導の下、足で食事や着替え、文字を書くことができるようになった。

 8歳の時、同じく両腕のない水泳選手の李豊強(り・ほうきょう)さんに運動の才能を見いだされた。わずか1カ月足らずの集中トレーニングで、湖北省障害者スポーツ大会に出場すると、銅メダルを獲得した。しかし、長年足を酷使してきたことで重度の脊柱側弯を患い、背中に金属プレートとボルト19本を埋め込む大手術を受けることになった。それからの数年間、劉さんはトレーニングを中断せざるを得なかった。

12日、湖北省随州市で自転車の訓練に励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)

 2024年、トライアスロンが全国障害者スポーツ大会で正式種目に加わることを知った李さんは、劉さんに競泳からの転向を勧めた。

 同大会のトライアスロンは、水泳750メートル、自転車20キロ、ラン5キロからなるが、劉さんにとって最大の難関は自転車だった。コーチ陣は彼女のために自転車を特別に改造した。

 劉さんは今も毎日、厳しいトレーニングを重ねている。練習の合間には友人とおしゃべりやゲームに興じ、交流サイト(SNS)で自身の生活について発信している。自らの経験を通じて、同じような境遇の人々を勇気づけたいと願っている。(記者/伍志尊、杜子璇)

12日、湖北省随州市の水泳場で、水泳の練習をする劉三華さん(手前)。(武漢=新華社記者/伍志尊)

11日、湖北省随州市で、コーチから指導を受けながら筋力トレーニングに励む劉三華さん(右)。(武漢=新華社記者/伍志尊)

12日、湖北省随州市で自転車の訓練に励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、チームメートの手を借りて隣のコースへ移る劉三華さん(右)。(武漢=新華社記者/伍志尊)

12日、湖北省随州市で、訓練の合間にコーチとコミュニケーションを取る劉三華さん(右)。(武漢=新華社記者/伍志尊)

11日、湖北省随州市で、筋力トレーニングに励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、湖北省随州市で、トレーニング後にチームメイトと食事をする劉三華さん(左から2人目)。 (武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、湖北省随州市で自転車の訓練に励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、トレーニングの合間にコーチ(左)とチームメートとコミュニケーションを取る劉三華さん(中央)。(武漢=新華社記者/伍志尊)

12日、湖北省随州市で訓練の合間にコーチと談笑する劉三華さん(左)。(武漢=新華社記者/伍志尊)

12日、湖北省随州市で、筋力トレーニングに励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

12日、湖北省随州市の水泳場で、劉三華さんに水泳帽をかぶせるコーチ(左)。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、湖北省随州市で自転車の訓練に励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

12日、湖北省随州市で、チームメートと共に食事をする劉三華さん(奥)。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、湖北省随州市の宿舎で、友達と談笑する劉三華さん(左から2人目)。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、湖北省随州市の宿舎で、ヘアピンを使って髪を留める劉三華さん。(武漢=新華社記者/杜子璇)

12日、湖北省随州市で自転車の訓練に励む劉三華さん。(武漢=新華社記者/伍志尊)

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