
中国外交部。(北京=新華社記者/李賀)
【新華社北京5月15日】中国外交部の報道官は15日、イラン情勢について、中国は今後も国際社会と共に和平交渉を後押しし、中東地域における恒久的平和の最終的実現に向けて建設的な役割を果たしていくと表明した。
報道官は次のように述べた。中国のイラン情勢に対する立場は極めて明確である。今回の戦闘は、イランを含む地域各国の人々に深刻な損失をもたらしており、その影響は域外にも広がり続けている。世界経済の発展や産業・サプライチェーンの円滑な維持、国際貿易秩序、世界のエネルギー供給の安定に深刻な打撃を与え、国際社会の共通利益を損なっている。本来起こるべきではなかった戦闘であり、これ以上続ける必要も全くない。一日も早く解決の道を見いだすことが、米国とイランの双方にとって望ましいだけでなく、地域各国、さらには世界全体にとっても有益である。
近ごろ、米国とイランは停戦を実現し、協議を通じた問題解決を模索しており、地域諸国と国際社会から歓迎されている。中国は一貫して、対話と協議こそが正しい道であり、武力による解決に出口はないと考えている。対話の扉が開かれた以上、再び閉ざすべきではない。情勢緩和の流れを維持し、政治的解決の方向性を堅持し、対話と協議を通じて、イラン核問題などについて各方面の懸念に配慮した解決案を見いだすべきである。航路を早期に再開し、国際社会の呼びかけに応え、グローバルな産業・サプライチェーンの安定と円滑を共に維持しなければならない。全面的かつ持続的な停戦を早期に実現し、中東・湾岸情勢の平和と安定の早期回復を後押しするとともに、持続可能な地域安全保障の枠組み構築に向けた基盤を固めるべきだ。
戦闘開始以降、中国は一貫して停戦のために奔走し、和平に向けて尽力してきた。習近平(しゅう・きんぺい)国家主席は中東の平和と安定の維持・促進に向けた四つの主張を打ち出し、中国とパキスタンは湾岸・中東地域の平和と安定の回復に向けた五つのイニシアチブを提唱した。中国は今後も、習主席の四つの主張の精神を堅持し、国際社会と共に和平交渉を後押しし、中東地域における恒久的平和の最終的実現に向け、建設的な役割を果たしていく。