「中国のスピード」を体感 日系企業管理者の10年

「中国のスピード」を体感 日系企業管理者の10年

新華社 | 2026-05-04 23:42:16

武蔵野化学(中国)有限公司と宜春市政府が東京で開いた工業プロジェクト投資契約締結記念レセプション。(2011年撮影、宜春=新華社配信)

 【新華社南昌5月4日】「契約締結から操業開始まで『中国のスピード』を肌で感じた。新規プロジェクトは着工した年に稼働した」。中国江西省宜春市で高品質な乳酸製品を生産する日系企業、武蔵野化学(中国)の吉永光宏・常務副総経理が取材に応じた。

 吉永氏は、世界的な乳酸メーカー、武蔵野化学研究所の中国事業管理者として、十数年にわたり市場開拓に関わってきた。

 70年以上の歴史を持つ同社は、2000年に中国で合弁法人を設立。09年に単独出資に切り替え、14年に宜春市に移転し、同市初の全額出資日系企業となった。吉永氏は、中国法人の発展は中国の持続的な改革開放政策と地方政府の効率的なサービスのおかげだと指摘。「プロジェクトの認可や建設など各段階で効率的なサポートがあり、数年連続の工場拡張や設備更新も支えてくれた。良好なビジネス環境が中国で事業を深めていく自信につながった」と話した。

武蔵野化学(中国)の吉永光宏・常務副総経理。(資料写真、宜春=新華社配信)

 「中国のスピード」の背景には、国内でのスマート製造の躍進がある。吉永氏は、天然ガスボイラーの遠隔管理などスマート技術の導入により、精密制御やグリーン(環境配慮型)生産ができるようになったと述べた。

 吉永氏にとって、宜春はキャリア形成の場だけでなく、生活の拠点にもなった。地元の女性と家庭を築き、今年1月には永住申請もした。

 吉永氏は、会社は今後も技術の高度化と雇用の創出を進めていくとし、両国企業の交流を促進してウィンウィンを目指すと語った。(記者/程迪)

江西省宜春市の武蔵野化学(中国)。(資料写真、宜春=新華社配信)

江西省宜春市の武蔵野化学(中国)。(資料写真、宜春=新華社配信)

吉永光宏氏と夫人。(資料写真、宜春=新華社配信)

吉永光宏氏と夫人。(資料写真、宜春=新華社配信)

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