東京裁判審理記録の中国語訳版が刊行 10年以上かけ全40巻完成

東京裁判審理記録の中国語訳版が刊行 10年以上かけ全40巻完成

新華社 | 2026-05-01 14:36:31

 【新華社杭州5月1日】1946年5月3日、大きな歴史的意義を持つ極東国際軍事裁判(東京裁判)が開廷した。80年後となる今年4月30日、中国浙江省紹興市の浙江越秀外国語学院で同裁判の審理記録の全訳「遠東国際軍事法庭庭審記録・全訳本(第3集)」が刊行され、国内資料の空白を埋めた。

 全40巻、2万ページ余り、2230万字超で、上海交通大学出版社が3期に分けて刊行した。同出版社と上海交通大学戦争裁判・世界平和研究院、浙江越秀外国語学院からなる翻訳校閲チームが、10年以上をかけて裁判記録の中国語訳を完成させた。

 出版社の陳華棟(ちん・かとう)社長は、東京裁判の審理記録は長年にわたり、英語版と日本語訳版しか存在しなかったと述べた。今回の全訳本はこの重要な記録を初めて中国語で世に送り出すもので、同裁判の研究と歴史的事実の解明、国際正義の擁護にとって重要な歴史資料になると語った。

 浙江越秀外国語学院の雍和明(よう・わめい)校長は、同書について法学や歴史学、国際政治、国際関係などの学際的研究に分野横断的なデータベースとコーパスを提供し、歴史的記憶をしっかりと守り、歴史を鑑みとし未来に向き合うという中国の学者の歴史的任務を明確に示していると述べた。(記者/王懌文、馮源、宋立峰)

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