
2025中国農民豊収節(収穫祭)・農村映画ウイークのイベントに参加した張敏さん(右)。(重慶=新華社配信)
【新華社重慶4月12日】平凡なセカンドライフを送っていたはずが、思いがけず俳優の世界へ転身したシニア女性がいる。中国重慶市出身の張敏(ちょう・びん)さんは今年71歳。会計士として約28年働き、定年退職後は、時間があれば芸術館に通い、標準中国語や詩歌の朗読を学ぶなど、ごく普通の日々を過ごしていた。転機は2018年に訪れた。
「ある撮影チームが自宅にロケに来て、監督が私の雰囲気を気に入り、シニア俳優をやってみないかと勧められた」と張さんは振り返る。軽い気持ちで自身のスナップ写真と履歴書を制作チームに送ったところ、思いがけずオーディションに合格、新たな人生の一歩を踏み出したという。

張敏さんと夫が出演した広告撮影のオフショット。(重慶=新華社配信)
それから8年、張さんはショート動画や映画、テレビドラマなど数々の作品に出演。その影響で、夫の陳(ちん)さんもシニア俳優の仲間入りを果たした。浙江省や海南省、四川省、新疆ウイグル自治区など、夫婦は全国を飛び回り撮影に参加してきた。
張さんは最近、6月クランクイン予定のマイクロ映画の準備に励んでいる。時間があれば夫婦で映画館や劇場に足を運び、作品を観て学びながら自身の演技に磨きをかけている。過密な撮影スケジュールに備え、体力づくりも欠かさない。張さんは「主体的に学び常に向上心を持っているからこそ、若々しい心でいられるのだと思う」と語った。(記者/周思宇、谷訓)