中国、極地氷床の熱水掘削で世界最深記録を更新

中国、極地氷床の熱水掘削で世界最深記録を更新

xhnews | 2026-04-08 19:33:30

中国初となる南極氷床熱水掘削試験の様子。(北京=新華社配信)

 【新華社北京4月8日】中国自然資源部は7日、中国の第42次南極科学観測隊が今年2月5日に東南極の麒麟(きりん)氷底湖エリアで中国初となる南極氷床の熱水掘削試験に成功し、掘削深度が3413メートルに達したことを明らかにした。これまでの極地熱水掘削世界最深記録2540メートルを更新し、中国が南極氷床の9割以上と北極氷床の全域で掘削研究を行う能力を備えたことを示した。

 極地氷床の熱水掘削研究は、地球の古環境変化を研究し、地球の気候変動を予測し、生命の境界を探り、人類の知見を広げる国際的な最先端科学研究とされる。従来の機械式氷掘削に比べ、熱水掘削は貫通能力、掘削効率が高い上、氷への影響が少なく、大口径やクリーン作業の実現も容易で、氷底湖や棚氷の底部、氷床下の基盤岩など重要な境界面に効率的に到達できることから、極地の氷床や棚氷の深部環境を研究する上で世界的な主流技術となっている。

 今回の現地試験は、大深度氷床熱水掘削システムの南極での応用実証を主な目標としている。麒麟氷底湖上方の氷床を貫通させることで、今後実施する氷底湖の現場観測や湖水・湖底サンプルの採取に向けた無汚染の経路と重要な技術的支えを提供するという。

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