中国のペット経済、消費の新潮流に 若者が市場けん引

中国のペット経済、消費の新潮流に 若者が市場けん引

xhnews | 2026-04-05 18:00:45

3月29日、「2026西部ペット展」の蘭州展に展示された猫。(蘭州=新華社記者/陳斌)

 【新華社蘭州4月5日】中国甘粛省蘭州市で3月末に開かれた「2026西部ペット展」の蘭州展で、王暁琴(おう・ぎょうきん)さんは愛犬のマルチーズのポートレートを撮影した。特設スタジオでは「メイクアップアーティスト」が子犬の毛並みを整え、カメラマンが照明や背景に工夫を凝らしていた。

 「ペット経済は産業として体系化、総合化されつつある」。蘭州展の責任者の張琪(ちょう・き)さんは、交流や取引、サービスを統合した同展には100近くの出展があり、3日間で3万人以上が来場したと紹介した。

3月29日、「2026西部ペット展」の蘭州展で、子犬の毛並みを整えるトリマー。(蘭州=新華社記者/陳斌)

 テクノロジーの活用が進み、ビジネスの裾野が広がる中、「ペット+(プラス)」の可能性は急速に膨らんでいる。起業家や事業者の参入が進み、飲食やサービス、雑貨やグッズなどペット関連の業態が次々と出現している。

 蘭州市に住む劉さんは、さまざまな肉や野菜を使ったペット食品を販売している。栄養バランスと鮮度、おいしさが売りで「新鮮な食材は香りが良く、水分も豊富で消化、吸収されやすい」と紹介。1食当たり12~22元(1元=約23円)の価格帯が若い世代で人気という。

3月29日、「2026西部ペット展」の蘭州展で、ペットフードを選ぶ来場者(右)。(蘭州=新華社記者/陳斌)

 子育て感覚で、きめ細かくペットを世話する傾向が広まる中、多様な業態が出現し、飼い主もペットとの特別な体験を求めるようになった。会場では、ペット葬儀に携わる王玥(おう・げつ)さんが、骨壺やペットの毛を使ったフェルト製記念品、遺骨を用いたメモリアルストーンのアクセサリーなどを展示していた。「これらの記念品によってペットは違う形で飼い主に寄り添うことができる」。王さんは、清明節(中国の伝統的祝日で、先祖供養の日とされる)が近づくとペット供養の品を買う人が増えると話した。

 爬虫(はちゅう)類や鳥類など、犬猫以外の「エキゾチックアニマル」も若者の間で人気を集めている。「00後」(2000年代生まれ)世代の高洋(こう・よう)さんはこの変化に着目し、蘭州市の繁華街にエキゾチックアニマル体験館を開いた。館内にはさまざまな模様のヘビや形の異なるトカゲなどが並ぶ。高さんは「爬虫類は臭いが少なく、頻繁に餌をやる必要がない。観賞価値も高い」と指摘。こうしたニッチなブームの背景には、個性と癒やしを求める若者のニーズがあると語った。(記者/文静、陳斌)

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