中国・雲南省で前期ジュラ紀の新種恐竜「鳳鳴祥雲竜」発見

中国・雲南省で前期ジュラ紀の新種恐竜「鳳鳴祥雲竜」発見

xhnews | 2026-04-03 10:35:00

鳳鳴祥雲竜の中後部頸椎の化石。(昆明=新華社配信)

 【新華社昆明4月3日】中国雲南省大理ペー族自治州祥雲県の前期ジュラ紀の地層から採集された化石標本がこのほど、竜脚形類恐竜の新属新種「鳳鳴祥雲竜(Xiangyunloong fengming)」と認定された。研究成果は3月25日、英学術誌「ロイヤル・ソサエティー・オープン・サイエンス」に掲載された。

 研究は雲南省地質調査院、中国科学院古脊椎動物・古人類研究所、中国地質博物館、楚雄師範学院、雲南省楚雄イ族自治州禄豊市恐竜化石保護研究センター、中国美術学院などの機関が共同で実施した。鳳鳴祥雲竜の化石標本は2023年に同県鹿鳴郷で見つかった。頸椎の一部や背椎、尾椎の大部分、血道弓(尾椎の下につく骨)、左腸骨、右坐骨が含まれ、現在は同調査院に保管されている。

鳳鳴祥雲竜の後部背椎(左)と尾椎(右)の化石。(昆明=新華社配信)

 論文の責任著者、中国地質博物館の王婭明(おう・あめい)シニアエンジニアによると、鳳鳴祥雲竜は比較的大型で、体長は9~10メートルに達し、骨格の形態学的にはこれまで知られている系統樹の早期に分岐した他の竜脚形類とは明確に異なっている。現在の研究では、前期ジュラ紀に中国西南地区で生息していた大型の竜脚形類恐竜は少なくとも時折、四足歩行していたと考えられているが、鳳鳴祥雲竜は頸椎が比較的短く、尾椎が長く頑丈で、血道弓が長いことから、首が短く尾が太い完全な二足歩行の植物食恐竜だった可能性が高い。発達した尾部が前半身の重量とバランスを保ち、短い首の恐竜がより安定して前半身を持ち上げることを可能にしていたとみられる。鳳鳴祥雲竜の発見は、前期ジュラ紀における竜脚形類恐竜の進化に関する理解をさらに深めるものとなった。(記者/王安浩維)

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