
ボアオ・アジアフォーラム年次総会の分科会で発言する中国人民銀行元総裁の周小川氏。(ボアオ=新華社配信)
【新華社ボアオ3月29日】中国海南省博鰲(ボアオ)で24~27日に開かれたボアオ・アジアフォーラム年次総会では、各国の出席者が、地域の統合と制度の接続を進めることが、グリーントランスフォーメーション(GX)やデジタル経済、金融の安定などの分野での連携を強化し、グローバルな課題への対応につながると指摘した。
世界経済の転換とアジアの役割をテーマにした分科会では、東南アジア諸国連合(ASEAN)と中日韓のマクロ経済研究機関であるAMROの渡部康人事務局長が、地域経済と金融の一体化を継続的に推進し、中日韓とASEANがグリーン(環境配慮型)製造やエネルギー協力などで連携することが、地域の安定と持続可能な発展の維持につながるとの考えを示した。

ボアオ・アジアフォーラム年次総会の分科会で発言するAMROの渡部康人事務局長。(ボアオ=新華社配信)
金融の安定と地域の連携をテーマにした分科会では、中国人民銀行元総裁の周小川(しゅう・しょうせん)氏が、国境を越えて波及する金融リスクのようなグローバルな課題に対応するには、多国間の枠組みを通じた協調や協力の強化が必要だとの認識を示した。
シンガポール金融管理局のレオン・シン・チオン副局長は、アジアにはすでに良好な協力基盤があるとした上で、金融の安全、決済の相互接続、資本市場、資金調達のイノベーション、気候変動対応などの重要分野で地域の一体化をさらに深め、多様な成長の道を取ることで外部の不確実性に対応していくべきだとの考えを示した。(記者/杜白羽、陳子薇)