中国の技術革新、アジア・世界に新たな機会 中尾武彦ADB元総裁

中国の技術革新、アジア・世界に新たな機会 中尾武彦ADB元総裁

xhnews | 2026-03-28 22:35:15

26日、新華社の取材に応じる中尾武彦氏。(ボアオ=新華社配信/王雯君)

 【新華社ボアオ3月28日】アジア開発銀行(ADB)元総裁で国際経済戦略センター理事長を務める中尾武彦氏は26日、中国の技術革新がアジアと世界に新たな機会をもたらしているとの見方を示した。ボアオ・アジアフォーラム年次総会が開かれた海南省で新華社の取材に応じた。

 中尾氏は、今回が2度目の参加となるボアオ・アジアフォーラム年次総会について、各国の高官や学者が率直に意見を交わす貴重な機会だと評価した。海南自由貿易港の建設についても、島全域を独立した税関管理区域とする「封関」運営などの政策が着実に進展していると指摘し、「日本企業にとっても、製造業や貿易、観光業の各分野で有望な拠点となり得る」と述べた。

 中国が発表した第15次5カ年規画(2026~30年)綱要にも言及し、生産力の高度化が継続的に進められていると評価した。「中国の技術開発力は人々の予想を超えるスピードで拡大している。その背景には科学技術分野における豊富な人材資源があり、すでに多くの技術分野で世界をリードしている」と指摘。一方で、生産力や供給サイドの強化に加え、国内需要、特に家計の消費を引き上げていく取り組みが必要との認識を示した。

 さらに、中国は人工知能(AI)やグリーン(環境配慮型)技術などの分野で著しい進展を続けているとし、こうした技術の普及・応用はアジアに恩恵をもたらすだけでなく、世界の経済社会の発展にもプラスの影響を与えるだろうと述べた。同時に「今回の会議でも、AIが持つさまざまなポテンシャルとともに、雇用、プライバシー、教育、医療分野などへのリスクなどが取り上げられた。人間社会へのベネフィットとリスクをどうバランスさせていくかが極めて重要だ」と指摘した。(記者/邱虹、陳子薇、張瑜)

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