中国、北半球永久凍土の地下氷に関するデータ公開

中国、北半球永久凍土の地下氷に関するデータ公開

xhnews | 2026-03-26 13:47:00

北半球の永久凍土の表面から5メートル以内に存在する地下氷の空間分布図。(北京=新華社配信)

 【新華社北京3月26日】中国科学院西北生態環境資源研究院はこのほど、冉有華(ぜん・ゆうか)同院研究員のチームが中国科学院青蔵高原研究所、中国地質大学(武漢)、フィンランド・オウル大学などと合同で、北半球永久凍土の地表付近の地下氷に関する空間解像度千メートルの高精度グリッドデータを公開したと明らかにした。データは国家氷川凍土砂漠科学データセンターのウェブサイトから無料でダウンロードができる。

 地下氷は、永久凍土が気候や水文プロセス、地盤の安定性を調節するための重要な要素だが、地下深くにあるため詳細な空間分布はほぼ解明されていない。冉氏によると、研究者は幅広い国際・国内協力を通じ、北半球永久凍土の1178地点の地下氷実測データを体系的に整理。ベイズ統計に基づく複数の機械学習モデルを組み合わせた手法で実測データや古気候、現代気候、リモートセンシングデータ、地質・地形などの情報を統合し、精密なグリッド単位の地下氷分布図を作成した。

 公開されたデータによると、北半球永久凍土の表面から5メートル以内に存在する地下氷の総貯蔵量は約5万4600立方キロ。国際凍土学会の地下氷分布図に基づくこれまでの推定値の2倍以上で、空間分布は基本的に一致しているが、精度は大幅に向上した。高解像度の地下氷分布図は、永久凍土の変化をシミュレーションし、気候・水文・生態系・インフラなどへの影響を評価する上で重要な基礎データになる。

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