23日、年次総会が開かれるボアオ・アジアフォーラム国際会議センター。(ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
【新華社ボアオ3月26日】中国海南省瓊海(けいかい)市博鰲(ボアオ)鎮で開催中のボアオ・アジアフォーラム2026年年次総会に参加した独コンサルティング大手ローランド・ベルガーのグローバル管理委員会共同総裁、デニス・ドゥプー氏が新華社の取材に応じた。
多国間主義と自由貿易、包摂的発展に対して不変の姿勢を保ち、世界貿易機関(WTO)の改革を引き続き支持する中国は、一部の国で台頭する貿易保護主義と鮮明な違いを見せているとし、中国の政策と立場は世界の市場の信頼を高め、安定した投資環境の構築に重要な役割を果たしていると述べた。
20日、年次総会が開かれるボアオ・アジアフォーラム国際会議センター。(ドローンから、ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
ドゥプー氏は今年の議論の中で、激動する環境の中で企業はいかにして強靭(きょうじん)な成長モデルを築けばよいのか▽世界経済が大きな衝撃に直面する中でいかにして自社の利益を守るか▽エネルギー転換や人工知能(AI)など新技術の利用をいかにして進めるか-について強い関心を寄せた。
「中国の発展は地域と世界のサプライチェーンを再構築し、新たな形態のグローバリゼーションを後押しするだろう」。ドゥプー氏は記者に対し、激動の中でアジアは既に世界経済の成長と安定の指針になっており、中国はその中で重要な役割を果たしていると指摘。生産力の急速な向上により、中国はイノベーション発展の面でも世界の先頭に立っていると述べた。

23日、海南省瓊海市ボアオ鎮東嶼(とうしょ)島にある「ボアオ・ゼロカーボン実証区域」に敷設された太陽光発電タイル。(ボアオ=新華社記者/楊冠宇)
ドゥプー氏が中国広東省に赴任したのは30年余り前。その後も中国との密接な関係は続き、改革開放がもたらした巨大な変化を目の当たりにしてきた。ドゥプー氏は、かつて「世界の工場」と呼ばれた中国は今、世界のイノベーション拠点の一つとなり、グローバル・バリューチェーンでの地位を絶えず向上させていると語った。
「中国は多国籍企業に市場を提供するだけでなく、中国と共に成長する機会を与えている」。ドゥプー氏は、中国市場は活力に満ちた多面的な成長プラットフォームであり、多国籍企業は中国で成功を収めるだけでなく、中国を通じて他の市場、特にグローバルサウス諸国の市場と協力関係を築くことができると語った。