西夏陵、世界遺産のブランド生かし人気観光地に 中国寧夏回族自治区

西夏陵、世界遺産のブランド生かし人気観光地に 中国寧夏回族自治区

xhnews | 2026-03-24 15:27:32

寧夏回族自治区銀川市にある西夏陵の3号陵。(2025年7月10日、ドローンから、銀川=新華社記者/馮開華)

 【新華社銀川3月24日】中国寧夏回族自治区銀川市の賀蘭山東麓に位置する西夏陵は、2025年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録された。風景区では現在、展示・陳列方法の刷新や科学技術の活用などを通じて、遺跡を見て、触れて、感じることができる歴史の現場に転換し、世界各地の観光客を呼び込んでいる。

 西夏陵では2月中旬から3月初めにかけて、没入型演劇「西夏楽集」が計60回上演された。300メートルの通路をウオークスルー型のステージとし、宋・西夏時代の多民族共生や多元文化融合の生き生きとした光景を再現、観客は歩きながら鑑賞することで、千年前へタイムスリップする。

銀川市の西夏陵風景区で没入型演劇「西夏楽集」を鑑賞する観光客。(2月13日撮影、銀川=新華社記者/馮開華)

 趣向を凝らした展示手法も遺跡に新たな命を吹き込んだ。西夏の初代皇帝、李元昊(り・げんこう)の陵墓と推測される3号陵では、来場者が建物の輪郭を描いた透明アクリル板越しに遺跡を眺め、当時の姿を想像することができる。こうした手法がソーシャルメディアで話題となり、ある投稿には「展示が実に芸術的だ。元の文化財の風景や断片と組み合わされており、素晴らしい」と好意的なコメントが記されている。

銀川市の西夏陵風景区で出演者と交流する観光客。(2月13日撮影、銀川=新華社記者/馮開華)

 博物館内では「迦陵頻伽(かりょうびんが)」「緑釉鴟吻(りょくゆうしふん)」「彫竜欄柱(ちょうりゅうらんちゅう)」など西夏陵の代表的な文化財が720度あらゆる方向から見ることのできるスマート展示ケースに収められ、来場者は指先で操作して文様を細部まで観察できる。博物館の納珊(のう・さん)副館長によると、すでに160点を超える等級付けされた貴重な文化財の高精細デジタル化と権利確定作業が完了しており、オリジナル商品の開発に向けた基礎を築いている。現在、西夏陵に関連するオリジナル商品は約800種に上るという。

銀川市の西夏陵博物館で、スマート展示ケースを通じて人面鳥身の「迦陵頻伽(かりょうびんが)」について学ぶ観光客。(2024年11月26日撮影、銀川=新華社記者/馮開華)

 一連の措置は、確実に西夏陵の魅力を高めることに貢献した。銀川文化旅游集団傘下、西夏陵文化観光開発の陳暁旭(ちん・ぎょうきょく)マーケティング部長によると、25年の西夏陵の来場者数が前年比約3割増の約100万人に上った。うちインバウンドの数は同自治区の景勝地の中でトップクラスとなっている。今年の春節(旧正月)期間中は、世界遺産登録のブランド効果とディープな体験が相まって、来場者数と観光収入がいずれも過去最高を記録した。(記者/馬思嘉、艾福梅)

西夏陵の陵塔の輪郭を復元したアクリル板越しに記念撮影をする観光客。(銀川=新華社記者/馮開華)

VR(仮想現実)ゴーグルを装着し、西夏陵を空から眺める没入体験をする観光客。(1月6日撮影、銀川=新華社記者/馮開華)

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