蔣劉遺跡出土の西周時代の陶鬲。(西安=新華社配信)
【新華社西安3月19日】中国陝西省考古研究院は17日、同省蔣劉遺跡で西周時代の灰坑や墓が複数見つかり、土器や玉器、石器、銅器、骨器などが出土したと明らかにした。
蔣劉遺跡は仰韶文化後期の大型環濠(かんごう)集落跡で、咸陽市涇陽(けいよう)県蔣劉村の北東側にある。陝西省考古研究院がこれまでに遺跡東側を発掘し、仰韶文化後期の窖穴(こうけつ=貯蔵用の穴)や陶窯、甕棺(かめかん)葬など多くの遺構を発見。インフラ整備に伴う2022年の遺跡西側の発掘調査で西周時代の灰坑や墓などが見つかった。
蔣劉遺跡出土の西周時代の石刀。(西安=新華社配信)
西周時代の遺構はいずれも大型環濠の西側にある仰韶時代の墓地で見つかり、うち、灰坑10カ所の埋土から三足甕(さんそくおう)や折肩罐(せつけんかん)、盆、鬲(れき)、豆(とう)などの土器を含む生活遺物が大量に出土した。発掘した墓13基の大半は木製の単棺で、副葬品の多くは鬲1点と罐1点の組み合わせだったが、一部の墓からは銅刀や銅戈(どうか)などの小型銅器も見つかった。
これらの遺構の発見は、涇河下流域の同時代の考古学資料不足を補い、西周時代に周王朝の人々が同地域でどのように活動していたかを知る重要な手がかりとなる。(記者/楊一苗)
蔣劉遺跡出土の西周時代の玉笄(ぎょくけい)。(西安=新華社配信)

蔣劉遺跡出土の西周時代の銅刀。(西安=新華社配信)
蔣劉遺跡出土の西周時代の貝。(西安=新華社配信)
蔣劉遺跡出土の西周時代の銅戈。(西安=新華社配信)
蔣劉遺跡出土の西周時代の折肩罐。(西安=新華社配信)
蔣劉遺跡出土の西周時代の貝飾り。(西安=新華社配信)
蔣劉遺跡出土の西周時代の玉柄(ぎょくへい)形器。(西安=新華社配信)