中国・ウランチャブ、遊休ハウスが花の温室に オフシーズン花卉で活路

中国・ウランチャブ、遊休ハウスが花の温室に オフシーズン花卉で活路

xhnews | 2026-03-19 12:56:45

5日、ウランチャブ市の温室で、花の手入れをする作業員。(ウランチャブ=新華社配信)

 【新華社フフホト3月19日】中国内モンゴル自治区ウランチャブ市では、かつて遊休状態だった農業用ハウスが、四季折々の花を楽しめる温室へと生まれ変わり、オフシーズンのシャクヤクなど特色ある花々が次々と開花している。

 ウランチャブ市は近年、施設農業の高度化と効率化に注力し、大手企業の誘致や老朽ハウスの改修、冷涼な気候を生かした花卉(かき)産業の発展を進めてきた。特に、オフシーズンのシャクヤクの切り花と花見を組み合わせた産業の育成に取り組んでいる。

 スマート温度管理や水・肥料の精密制御、オフシーズン栽培技術などを導入し、遊休ハウスを標準化された花卉温室へと転換。すでに市内で300棟以上のハウスが改修され、シャクヤクなど40種以上の優良品種を育成、苗の植え付けは40万株を超えた。

5日、ウランチャブ市の花卉拠点で、花の形を整える作業員。(ウランチャブ=新華社配信)

 年間約3200時間に及ぶ豊富な日照、昼夜の大きな寒暖差、病虫害の少なさなどの強みを生かし、ウランチャブ市は、オフシーズンの切り花の生産と温室の花見観光を2本柱とし、冬から春にかけての花卉市場の供給不足を的確に補っている。

 今年はオフシーズンのシャクヤクの生産量が130万~150万本に達し、生産額は1千万元(1元=約23円)を超える見通しで、1本当たりの価格は15~30元が見込まれている。

5日、ウランチャブ市の花卉拠点で、花の手入れをする農家。(ウランチャブ=新華社配信)

 ウランチャブ市は、花卉栽培と観光、収穫体験、農業体験を組み合わせ、都市近郊のレジャー・花見拠点を整備。来訪者は温室で花々を観賞し、写真撮影や花の収穫、フラワーアレンジメント体験などを楽しむことができ、周辺の民宿や飲食店、農産品販売の活性化にもつながっている。

 「花見経済」は農村の景観を彩るだけでなく、住民の収入向上にも寄与している。栽培拠点では周辺の農家を優先的に雇用し、栽培管理や収穫、選別、包装などの工程で数百人の雇用を創出し、地元での安定した就業機会を提供している。(記者/哈麗娜)

5日、ウランチャブ市の花卉拠点で栽培された花々。(ウランチャブ=新華社配信)

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