
高碑店市新城鎮王瓜園村のバッグ加工企業で、完成品のリュックを確認するバイヤー。(高碑店=新華社配信/馬凱)
【新華社石家荘3月13日】中国北京市の北京西駅から高速鉄道で30分行くと、太行山脈の東麓にある小さな街、河北省高碑店市に着く。
春節(旧正月)から5日目となる2月21日、同市の新城鎮王瓜園村でバッグ類の加工販売を行う「90後」(1990年代生まれ)の孟祥雪(もう・しょうせつ)さんは、キューバ人バイヤーのカサンドラさんを迎えた。カサンドラさんが立ち上げたカイラ貿易は、仕入れた日用消費財を中南米諸国へ販売している。
カサンドラさんは「アジアの多くの国を視察した結果、中国からの輸入をメインとしている。中国製品はコストパフォーマンスが高いからだ。バッグ類なら写真を送るだけで、ここの工場は1週間ほどでサンプルを作り、1カ月以内に納品してくれる。カスタマイズ能力と市場への素早い対応には本当に驚く」と語る。
業者は「店舗併設型工房」方式で生産し、コストを抑えている。各工房が専門工程を担い、技術水準を維持。相互に連携する産業チェーンが、効率と品質を支えている。産地直送のコストメリットを生かし、海外へ直販するほか、浙江省義烏市にも製品を供給している。

高碑店東駅を出る乗客。(高碑店=新華社配信/李艶鵬)
新城鎮政府の統計によると、電子商取引(EC)がバッグ産業チェーンの発展を促し、従業者は2万人を超え、年間生産額は7億元(1元=約23円)を超えている。同市では、「鎮主導・特色多様・全域連携」のバッグ産業構造が形成されつつある。
孟さんは「市内で整備されたEC物流産業パークがまもなく稼働し、今後はライブ配信での販売もできるようになる」と紹介する。政策支援と技術導入により、地元の人々は「小商人」から「グローバルサプライヤー」へと華麗なる転身を遂げた。
かつて高碑店といえば人々が思い浮かべるのは特産の豆腐糸(干豆腐の千切り)だったが、いまや省エネ窓・ドアが新たな顔となっている。同市は「国際窓・ドア博覧会」を継続して開催し、世界の専門家が集い、グリーン(環境配慮型)分野の協力について議論してきた。また、大規模なパッシブ型超低エネルギー建築群を整備し、グリーン食品からグリーン建築まで、産業の高度化と転換を進めている。(記者/鐘雅)

グリーン建築技術企業、奥潤順達集団が開発した移動型「カプセル住宅」を取材する記者。(高碑店=新華社配信)