中国全人代代表の宋兆普さん、基層で中医薬の伝承と革新を推進

中国全人代代表の宋兆普さん、基層で中医薬の伝承と革新を推進

xhnews | 2026-03-06 13:56:45

病室で患者のリハビリの状況を確認する宋兆普さん。(資料写真、汝州=新華社配信)

 【新華社鄭州3月6日】中国河南省汝州市金庚リハビリテーション医院共産党支部書記で第14期全国人民代表大会(全人代)代表でもある宋兆普(そう・ちょうふ)さんは、中医(中国伝統医学)の家系に生まれた。草の根の中医師として、基層医療や中医薬の伝承と発展に長年関心を寄せてきた。40年余りにわたる医療活動を通じ、卓越した医術で多くの患者の苦痛を和らげ、患者を支える家庭に希望の光をもたらしてきた。

 宋さんは2009年、チームを率いて河南省各地の福祉施設や貧困家庭の脳性まひの子どもたちの治療を開始した。先祖代々伝わる中医の治療法に現代のリハビリ手法を組み合わせることで、多くの子どもたちの運動機能の発達や知能・情緒が大きく改善した。

河南省汝州市の田堂村衛生室で、村の医療従事者の体制整備について調査する宋兆普さん。(資料写真、汝州=新華社配信)

 15年には新疆ウイグル自治区の脳性まひの子どもを河南省汝州市に受け入れて治療を開始し、自治区の病院と共同で脳性まひ児のリハビリ施設を設立した。

 宋さんは23年に全人代の代表に選出され、24年の全国両会(全人代と中国人民政治協商会議)で、各地域の実情に応じ中医薬を学校教育の特色あるカリキュラムに組み入れるよう建議を提出した。昨年は国家中医薬管理局が編さんを主導した全国の小中学生向け中医薬知識読本が出版され、教育現場に中医薬文化教育の権威ある教材ができた。

河南省汝州市金庚リハビリテーション医院の鄭州院区で新疆ウイグル自治区ハミ市から来た小児患者のリハビリの状況を確認する宋兆普さん。(資料写真、汝州=新華社配信)

 今年の全国両会で宋さんは、中医薬の発展に合わせた医療保険支払い制度の整備加速や、中医薬が持つ優位性の発揮、「銀髪(シルバー)経済」へのさらなる貢献といった分野に焦点を当て、具体的な建議を提出する考えを示した。

 宋さんは、中医と西洋医学にはそれぞれの長所があり、共に人々の健康を守っていると考えている。その上で、中医の「治未病(未病を治す)」という知識を広く普及、応用することが発病前の予防や病状の悪化防止につながり、国民全体が健康になることによって国民生活の幸福が促されるとの認識を示した。(記者/李文哲、楊静)

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