
22日、南昌市の大士院街区に立つ牌楼。(南昌=新華社記者/楊珏)
【新華社南昌2月24日】春を迎えた中国江西省南昌市の大士院街区では、古い街並みの中に暮らしの息遣いが感じられる。名楼として知られる滕王閣に隣接する区域は古びた住宅地だったが、今では魅力あふれる歴史文化街区へ生まれ変わり、人気の観光地になっている。
変化の始まりは2023年末の再開発工事だった。「古い物は古いままの趣で修復する」という原則の下、歴史的な姿を残しつつ、大士院の街に新たな生命を吹き込んだ。再建された歴史的建築「嘉賓楼」はかつての輝きを取り戻し、二重のひさしを持つ牌楼(はいろう)は新たなランドマークとなった。色鮮やかな壁面アートに昔の南昌ゆかりの品々が描かれ、若者向けのデザインを取り入れた撮影スポットもある。幼い頃から街区の近くに住む徐(じょ)さん(30)は「この2年で街が大きく変わるのを目の当たりにしてきた。目に見えてにぎやかになり、観光客が絶え間なく訪れるのを見ると、誇らしい気持ちになる」と感慨深げに語った。

22日、南昌市の大士院街区で写真に納まる観光客。(南昌=新華社記者/楊珏)
街区で最も心を打つのは、やはり名物料理。春節(旧正月)の期間中、白糖糕(米粉の揚げ菓子)、緑豆餅(緑豆あんの焼き菓子)、拌粉(汁なしビーフン)、水煮(香辛料を入れた煮込み料理)など伝統的な軽食の店には長い列ができていた。白糖糕店の店主は「春節期間の客数は予想をはるかに上回り、用意した材料が足りず、ここ数日は早めに店を閉めるしかなかった」と笑顔で話した。再開発後には200店以上が集まり、一部の飲食店では売上高が3万元(1元=約23円)を超える日もあった。湖南省から訪れた観光客は「暮らしの活気が最も心を癒やしてくれる。街区で売られているのはどれも南昌の郷土料理で、私の口に合う。価格も手頃で、食べ歩きをしてわずか十数元でお腹がいっぱいになった。機会があればまた食べに来たい」と興味が尽きない様子だった。
リニューアルした大士院街区は、かつての記憶をとどめているだけでなく、滕王閣や万寿宮歴史文化街区などの名所と結びついて特色ある観光ルートを形成した。南昌における街並みの変貌と、文化・観光の融合を示す好例となっている。(記者/楊珏)

22日、観光客でにぎわう大士院街区。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、白糖糕の店の前で列を作る人たち。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区にある壁面アート。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、観光客でにぎわう大士院街区。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区にある壁面アート。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区で写真に納まる子どもたち。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区で人気のスポット。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区にある嘉賓楼。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区にある壁面アート。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、南昌市の大士院街区にある壁面アート。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、歴史ある店で作られる白糖糕。(南昌=新華社記者/楊珏)

22日、観光客でにぎわう大士院街区。(南昌=新華社記者/楊珏)