シンクタンク報告書「国際的道義の堅持と世界の混乱への共同対処-グローバルガバナンスを巡る中国の提案」。(北京=新華社記者/石楓)
【新華社ジュネーブ2月24日】新華社国家ハイエンドシンクタンクは24日、スイス・ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで、「国際的道義の堅持と世界の混乱への共同対処-グローバルガバナンスを巡る中国の提案」と題する報告書を世界に向けて発表した。報告書は、グローバルガバナンスの改革・整備という時代的課題に焦点を当て、習近平(しゅう・きんぺい)国家主席が提起したグローバルガバナンス・イニシアチブについて全面的かつ体系的に説明している。
報告書は、世界が新たな混乱と変革の時期に入り、一国主義や保護主義、覇権主義が台頭する中で、グローバルガバナンス体制の権威性、代表性、有効性の不足が一層顕在化していると指摘。そのような背景の下、グローバルガバナンス体制の改革と整備は、国際社会が強い関心を寄せる重要課題になっていると分析している。
24日、スイス・ジュネーブのパレ・デ・ナシオンで行われたシンクタンク報告書の発表会で、報告書を読む出席者。(ジュネーブ=新華社記者/連漪)
また、2025年9月に開催された「上海協力機構(SCO)プラス」会議で、習主席がグローバルガバナンス・イニシアチブを提起し、より公正で合理的なグローバルガバナンス体制の構築に向けた中国の提案を示したと説明。国連の中核的地位と主導的役割の強化に向け、中国として原動力をもたらしたとしている。
さらに、同イニシアチブの核心理念は国連憲章の趣旨と原則に通じ、現代世界の切迫した需要に応えるものだと評価。中国は国連を中核とする国際体制と国際法を基礎とする国際秩序を断固として擁護し、各国と共にグローバルガバナンスをより公正で合理的かつ持続可能な方向へ着実に前進させ、人類の平和と発展の促進および人類運命共同体の構築に向け、引き続き努力を重ねるとしている。
全文は約1万8千字で、関連ウェブサイトや定期刊行物、ソーシャルメディアなどを通じ、中国語・英語・フランス語で世界に向けて発信された。