731部隊の元隊員、細菌兵器製造の詳細を証言

731部隊の元隊員、細菌兵器製造の詳細を証言

xhnews | 2026-02-01 22:05:15

佐藤秀男の名が記されている731部隊の「留守名簿」。(資料写真、ハルビン=新華社配信)

 【新華社ハルビン2月1日】中国黒竜江省ハルビン市の侵華日軍第七三一部隊(731部隊)罪証陳列館は1月31日、元部隊員の証言映像を公開した。証言は部隊のペスト研究班「高橋班」に所属していた佐藤秀男のもので47分に及ぶ。ペスト菌の培養や動物解剖、人体実験などの犯罪行為を詳細に証言しており、日本軍の反人道的な残虐行為を暴く新たな証拠となった。

 同館宣伝教育・展示部の金士成(きん・しせい)主任は、731部隊の「留守名簿」に佐藤が1927年生まれで、42~45年に部隊に在籍したと記されていると説明。佐藤は当時の暗黒の歴史をありのままに語っていると述べた。

侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館の細菌兵器製造に関する説明。(資料写真、ハルビン=新華社配信)

 佐藤は映像の中で、高橋班が消毒作業を名目にペスト菌に感染した小動物を含む動物の生体解剖を行っていたと証言。自身もネズミやモルモット千匹以上を解剖したと述べた。佐藤の主な任務は動物実験によるペスト菌の致死量と死亡率の検証で、研究は「兵器として使うため」だったと語った。

 人体実験については、厳重に警備され、厳密に囲われた特別監獄の7棟と8棟で行われたとし、経験豊富な熟練隊員のみが生体実験をする資格を持ち、佐藤のような若い隊員は7棟と8棟に入る資格さえなかったという。金氏はこの詳細な説明について、731部隊内部の厳格な階級制度と犯罪活動の機密性の高さを強く裏付けていると指摘した。

侵華日軍第七三一部隊罪証陳列館のペスト菌保有ノミ研究実験に関する展示。(資料写真、ハルビン=新華社配信)

 佐藤は部隊の細菌兵器製造についても証言。部隊内には細菌兵器の製造工場があり、室温37度の温室に置かれた培養缶で24時間または48時間かけて細菌を増殖させていたとし、増殖させた細菌は飛行機で散布したほか、固形物にして川に投じたと語った。

 映像資料は、日本のジャーナリスト、西里扶甬子氏が2019年に同館へ寄贈。既存の公文書や史料、遺跡などからなる「証拠の連鎖」を補完した。加害者による証言は、真相を隠そうとする日本の右翼勢力に対する強力な反論であり、人々に歴史を心に刻み、平和を大切にするよう警鐘を鳴らしている。(記者/楊思琪、王祚)

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