
13日、ハルビン氷雪大世界の夜景。(ハルビン=新華社記者/朱悦)
【新華社ハルビン1月26日】世界最大規模の氷雪テーマパークとして知られる中国黒竜江省のハルビン氷雪大世界。その見事な雪と氷の芸術は、膨大で複雑な設営や運営、維持管理によって支えられている。中国科学院西北生態環境資源研究院の雪氷圏科学・凍土工学全国重点実験室はこのほど、ハルビン氷雪大世界など極端な気象現象下の氷雪景観の維持管理上の課題に対処するため、運営企業「ハルビン氷雪大世界」の設計研究開発部と共同で「人工氷雪景観のライフサイクル維持管理研究」に着手した。
中国科学院西北生態環境資源研究院が管理する唐古拉(タングラ)山雪氷圏・環境観測研究ステーションの責任者、何暁波(か・ぎょうは)氏によると、今回の研究は設計から設営、開園時の現況把握、運営・保守、極端な気象への対応、閉園・解体撤去の全プロセスを網羅し、多元的モニタリング、危険度に応じた段階的警報と対応措置を一つにしたクローズドループ型の管理メカニズム構築を柱にする。

13日、ハルビン氷雪大世界の夜景。(ハルビン=新華社記者/朱悦)
研究チームは雪や氷に特化した高性能センサー「LiDAR(ライダー)」や雪像・氷像材料のハイパースペクトル測定、超高精度ドローンによる周回撮影などの技術を活用し、雪や氷の構造物の変形箇所を迅速かつ正確に特定し、問題の原因をトレース(追跡)できるようにした。
中国科学院西北生態環境資源研究院雪氷圏科学・凍土工学全国重点実験室の陳敦(ちん・とん)副教授は、今回の研究は気候変動により頻発する極端な気象への対応にも焦点を当て、氷雪経済の関連事業者が参考にできる対策を示していくと語った。(記者/朱悦)

13日、ハルビン氷雪大世界の夜景。(ハルビン=新華社記者/朱悦)