
「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの作品。(済南=新華社配信)
【新華社済南1月14日】中国山東省淄博市に伝わる伝統工芸「刻瓷(こくじ)」の新たな表現に挑む若手作家がいる。市内の淄川区にある工房で制作に励むのは、1994年生まれの劉津丞(りゅう・しんしょう)さんだ。
刻瓷は、硬くて壊れやすい磁器の表面に彫刻刀を用いて精緻な細工を施す高度な技法で、山東省の省級無形文化遺産に登録されている。制作者には確かな絵画力とともに、熟練した彫刻刀さばきが求められる。

「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの創作風景。(済南=新華社配信)
劉さんは19歳で刻瓷を体系的に学び始め、学生時代に学んだ油絵の技法を創作に取り入れてきた。現在は、高温で変色する窯変釉と刻瓷を組み合わせることで、作品の表現力をさらに広げている。
また、従来の刻瓷で課題とされてきた彩色の色落ちを防ぐため、顔料のコーティング技術を自ら開発し、関連特許も出願した。こうした取り組みが評価され、2022年には28歳の若さで淄博市の「工芸美術大師」に認定された。

「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの創作風景。(済南=新華社配信)
劉さんは「淄博刻瓷は長い歴史を持つが、あまり知られていない。多様な表現を取り入れることで、より多くの人にその魅力を知ってもらいたい」と語っている。(記者/朱暁光)

「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの作品。(済南=新華社配信)

「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの作品。(済南=新華社配信)

「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの作品。(済南=新華社配信)

「淄博刻瓷」の伝承者、劉津丞さんの創作風景。(済南=新華社配信)