冬季スポーツ用品産業が急成長 中国・吉林省遼源市

冬季スポーツ用品産業が急成長 中国・吉林省遼源市

xhnews | 2026-01-12 11:33:15

吉林省遼源市のスポーツ用品メーカー、徳弘氷雪運動科技が製造したスキーブーツ。(12月22日撮影、長春=新華社配信)

 【新華社長春1月12日】中国でウインタースポーツへの関心や注目が高まり続ける中、関連用品の製造業界が新たな発展のチャンスを迎えている。

 中国東北部の吉林省遼源市は軽工業が盛んで、綿靴下の生産量が全国トップクラスであることから「綿靴下の里」として知られる。地元は今、北京冬季五輪で登場した「自己発熱スキーソックス」を生産するだけでなく、国産スキーブーツなど氷雪用品の重要な製造拠点になりつつある。

 同市のスポーツ用品メーカー、徳弘氷雪運動科技の工場では、従業員らが生産ラインの前でてきぱきと作業を進め、アニメキャラクターの描かれたスキーブーツが次々と完成していた。製品は間もなく、全国のスキー場へ出荷される。

 一般的な運動靴と比べ、スキーブーツの製造は素材や技術、精度に求める要求が高くなる。同社の鞠丹(きく・たん)販売総監(チーフマネジャー)は「スキーブーツ1足を作るのに100余りの工程が必要。シェル(外殻)の十分な硬さとフィット感を確保するだけでなく、足首の保護と履き心地の良さも両立しないといけない」と語った。

吉林省遼源市のスポーツ用品メーカー、徳弘氷雪運動科技の工場でスキーブーツを製造する従業員。(12月22日撮影、長春=新華社配信)

 2024年1月設立の同社は、製品の性能向上に注力する一方、市場開拓にも積極的に取り組んでいる。ディズニーなどのキャラクターとライセンス契約した子ども用スキーブーツを発売するなど、キャラクターのイメージと専門的な性能を組み合わせることで、より多くの青少年をウインタースポーツに引き込もうとしている。

 遼源市の企業の発展は、国内のウインタースポーツ用品産業全体の急速な発展の縮図といえる。25年12月に開催された第9回吉林国際氷雪産業博覧会では、複数の国内企業が最新の研究開発成果を一堂に展示した。体温や運動の状態をモニタリングできるスマートスキーウエアや航空宇宙材料を採用した軽量ヘルメット、滑走姿勢をリアルタイムで修正できるスマートスキー板など「着る、装着する、使う」の分野を網羅しており、産業チェーンは日増しに整備されている。

 工業情報化部のデータによると、国内には既に15の大きな分野からなるウインタースポーツ用品・器具の製品体系が形成されている。関連企業数は15年の約300社から23年にはおよそ900社に増え、売上高も15年の50億元(1元=約23円)足らずから23年には約220億元前後へと伸びた。(記者/邵美琦)

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