
山西省太原市にある太原重型機械集団のスマートハイエンド設備産業パークを見学し記念撮影をする生徒ら。(2025年9月20日撮影、太原=新華社配信)
【新華社太原1月7日】中国では今、工場見学が最も人気のある研究学習テーマの一つとなっている。自動車メーカー、浙江吉利控股集団の晋中拠点(山西省晋中市)にある溶接工場では、産業用ロボット10台が自動車部品を精密に組み立てていた。近くで見学をしていた中学生の張禾源(ちょう・かげん)さんは「工場がこんなに静かで清潔だとは思わなかった。生産ラインにはほとんど作業員がいなくて、まるで未来の工場に来たみたい」と語った。
同社の関係者によると、ここでは1台の自動車が完成する全生産過程を学べるため、最近はほぼ毎週、子どもが研究学習にやって来る。

山西省太原市の建設機械メーカー、太原重型機械集団で、エンジニアから設備の説明を聞く子どもたち。(2025年4月19日、太原=新華社配信)
北京市にあるハイテク大手、小米集団(シャオミ)の自動車工場では昨年、見学の予約者数が10万人を超えた。冬休み期間に見学を希望する子どもたちのために、今月は126回見学を受け入れるという。
中国で研究学習活動が盛んになってすでに10年近くが経つ。最初の頃は主に文化や観光、体力トレーニングなどがテーマだったが、より踏み込んだカリキュラムになるにつれ、だんだんと工場見学が盛んになった。その背景には、中国の製造業がハイエンド化、スマート化、グリーン(環境配慮型)化へと発展を続けていることがある。

山西省晋中市にある吉利汽車晋中基地で、自動車の溶接を見学する晋中師範高等専科学校付属学校の子どもたち。 (2025年12月22日撮影、太原=新華社配信)
中国の製造業の総規模は15年連続で世界一となっており、製造業の付加価値額が世界全体に占める割合はすでに30%近くに達している。
21世紀教育研究院の熊丙奇(ゆう・へいき)院長は工業分野の研究学習について、子どもたちが科学技術の発展をより良く理解し、工場や社会に対する認識を構築、充実させ、早期のキャリア教育になると述べた。また、子どもたちの興味を育み、社会の人材ニーズを踏まえた学習計画の策定につなげることができるとしている。(記者/解園)