
2025年12月28日、ハルビン工程大学の雪のグラウンドに空母「福建」を描く教員・学生ら。(ハルビン=新華社配信)
【新華社ハルビン1月6日】海を進む空母「福建」、上空には3機の艦載機…。中国黒竜江省ハルビン市のハルビン工程大学の教員・学生1200人余りがこのほど、氷点下十数度の寒さの中、横230メートル、縦112メートルのグラウンドで雪をキャンバス、スコップを筆に見立て、「福建」の雄姿を描いた。制作にあたっては、衛星測位システム「北斗」などの専門技術も活用したという。
制作でCAD(キャド=コンピューターによる設計)製図チームの責任者を務めた同大機電工程学院修士課程の頼駿洋(らい・しゅんよう)さんは「1300以上の測位座標は、一つの間違いも許されない。一つでもずれれば完成図が変わってしまうからだ」と説明。2万平方メートル以上の地面に設計図を正確に再現するため、チームは俯瞰立体構図を採用し、設計案も60回以上修正した。

2025年12月28日、ハルビン工程大学の雪のグラウンドに空母「福建」を描く教員・学生ら。(ハルビン=新華社配信)
科学技術も重要な役割を果たした。設計図の座標を雪上に反映させるチームを指揮した同大博士課程の王沢軒(おう・たくけん)さんは、北斗のリアルタイム差分測位技術と大学の北斗移動観測システムを組み合わせ、測位精度をセンチ単位に高めたと紹介。10組のチームが各特徴点を雪上に正確に示し、描画チームの作業へつなげたという。
ハルビン工程大学では、100人でシンプルな輪郭を描いた2018年から、18学院の教員・学生1200人超が参加し、中核技術を駆使した学際的な総合実践となった今年まで、「雪上の空母描画」イベントの開催は7回を数える。(記者/楊思琪)

2025年12月28日、ハルビン工程大学の教員・学生らが雪のグラウンドに描いた空母「福建」。(ハルビン=新華社配信)

2025年12月28日、ハルビン工程大学の教員・学生らが雪のグラウンドに描いた空母「福建」。(ハルビン=新華社配信)

2025年12月28日、ハルビン工程大学の雪のグラウンドに空母「福建」を描く学生。(ハルビン=新華社配信)