インドネシア外相「台湾問題は中国の内政」

   【新華社ジャカルタ１２月３０日】インドネシアのスギオノ外相はこのほど、新華社の取材に応じ、インドネシア政府は一貫して「一つの中国」政策を堅持しており、中華人民共和国政府が全中国を代表する唯一の合法政府であることを認めていると述べた。長年にわたり確立されてきたこの立場はこれまで一度も変わったことがなく、両国関係を支える重要な基盤を成していると強調した。

   スギオノ氏は台湾問題について、インドネシア政府の立場は明確であり、かつ原則的なものだと指摘。この問題は中国の内政に属するとした上で、中国の主権と領土一体性を尊重すべきだと述べ、国連憲章の目的と原則および国連総会第２７５８号決議の精神を堅持する必要があると強調した。

   スギオノ氏は、プラボウォ大統領が中国人民抗日戦争・世界反ファシズム戦争勝利８０周年記念活動に出席したことについて、平和の促進、相互尊重、国際協力に取り組むインドネシアの姿勢を体現するものだと指摘した。インドネシア政府は今後も、２国間と多国間の枠組みの下で中国やその他のパートナーと協力し、アジア太平洋地域、さらにはより広い地域における平和と安定、協力を推進していくと表明した。さらに、インドネシアは引き続き、独立的かつ能動的な外交政策を掲げ、相互尊重、内政不干渉、平和共存の原則を堅持していくと述べた。