
中国国防部の張暁剛報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京12月30日】中国国防部の張暁剛(ちょう・ぎょうごう)報道官は29日、中国軍東部戦区が台湾島周辺で同日実施した軍事演習は米国の最近の台湾への大規模な武器売却に対するものだと海外メディアが報じていることについて、演習は「台湾独立」分裂勢力と外部勢力の干渉に対する厳正な警告であり、国家の主権と領土の一体性を守るための正当かつ必要な行動だと表明した。
張氏は次のように述べた。外部勢力は最近、台湾問題で繰り返し一線を越えている。「台湾独立」分裂勢力をけしかけ、両岸(中国の大陸と台湾)の対立・対抗を激化させようと企て、中国の主権と安全を著しく損ない、台湾海峡の平和と安定を甚だしく破壊している。頼清徳(らい・せいとく)当局は外部勢力に見境なく迎合、依存し、「独立」をたくらむ挑発に狂奔して、台湾海峡の現状を破壊し、緊張を激化させる災いと混乱の源となっている。
「台湾独立」と台湾海峡の平和は火と水で相いれず、外部勢力が「台湾独立」を容認、支持するなら、自らの身を焼くことになり、自業自得の結果になるだけだ。われわれは関係国が「台湾をもって中国を制する」幻想を捨て、台湾問題で火に油を注ぐのをやめ、中国の自らの核心的利益を守る意志に挑戦するのをやめるよう強く求める。民進党当局に対しては「外部に頼って独立を図る」ことは必ず失敗し、「武力による統一拒否」は自滅の道だと警告する。中国人民解放軍は「独立」を打倒し、統一を促す上で決して手加減せず、反分裂・反干渉行動を継続的に組織し、国家の主権、統一、領土の一体性を断固として守る。