30日、2025年国際情勢・中国外交シンポジウムで基調講演を行う王毅氏。(北京=新華社記者/李鑫)
【新華社北京12月30日】中国の王毅(おう・き)共産党中央政治局委員・外交部長は30日、北京で開かれた2025年国際情勢・中国外交シンポジウムで演説し、血によって勝ち取った第2次世界大戦勝利の成果を断固として守らなければならないと強調した。
王氏は次のように述べた。今年は、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80年という節目の年に当たる。世界各国の人々が歴史の教訓をくみ取り、平和と発展を共に図るこの特別な年に、かつて中国への侵略戦争を発動した日本は、自らが犯した数々の罪を深く反省しないばかりか、現職の指導者が公然と中国の領土主権、第2次世界大戦の歴史的結論、さらには戦後の国際秩序に挑戦している。平和を愛するすべての国々、悲劇の再演を望まないすべての人々は、これを決して容認しない。われわれは、日本軍国主義の復活に高度な警戒を保ち、血によって勝ち取った第2次世界大戦勝利の成果を断固として守るとともに、苦難の末に得られた平和と安定を確実に守っていかなければならない。