新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース（１２／２９）

　【新華社北京１２月３０日】新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース、１２月２９日のニュースをお届けします。

　１．中国軍東部戦区、台湾島南西側の空域で演習

　中国人民解放軍東部戦区は２９日、戦闘機や早期警戒機、電子戦機、無人機などの兵力を組織し、台湾島南西側の空域で区域パトロール、空中対抗、情報支援などの科目の演習を実施し、多機種合同作戦と制空権奪取の能力を検証しました。

　２．中国外交部「軍事演習は領土の一体性を守るために必要」

　中国外交部の林剣（りん・けん）報道官は２９日の記者会見で、中国人民解放軍東部戦区が同日実施した演習「正義の使命－２０２５」について、「台湾独立」分裂勢力の「武力による独立」に対する戒めであり、国家主権と領土の一体性を守るために必要な行動だと表明しました。

　３．中国の６トン級ティルトローター無人機、四川省で初飛行

　中国のドローン企業、聯合飛機集団は２８日、四川省什邡（しゅうほう）市で６トン級ティルトローター無人機「鑭影（らんえい）Ｒ６０００」の初飛行に成功しました。ティルトローターという重要技術の国内での新たな成果となりました。

　４．中国、元日連休の出入境者は１日平均２１０万人超の見込み

　中国国家移民管理局は２９日、２０２６年元日連休期間（１月１～３日）の１日当たりの出入境者数が前年同期比２２・４％増の延べ２１０万人以上に上るとの予測を発表しました。出入境のピークは２５年１２月３１日夜と２６年１月１日になるとみられます。

　５．中国国家博物館で武王墩１号墓の考古学成果展

　中国北京市の中国国家博物館で２６日、戦国時代・楚国の墓「武王墩（ぶおうとん）墓」の出土品を展示する考古成果展が始まりました。武王墩１号墓出土の文化財から２００点余りを選び、戦国時代の文化融合を体系的に展示しています。

　以上、「新華ラジオ－日本語で聞く中国ニュース」をお伝えしました。