
中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華報道官。(北京=新華社配信)
【新華社北京12月29日】中国国務院台湾事務弁公室の陳斌華(ちん・ひんか)報道官は29日、中国人民解放軍東部戦区が同日に台湾島周辺で開始した演習「正義の使命-2025」について、「台湾独立」分裂勢力と外部の干渉勢力に対する厳正な警告であり、国家の主権と領土の一体性を守るための必要かつ正義を示す行動だと表明した。
陳氏は次のように述べた。頼清徳(らい・せいとく)当局は「台湾独立」分裂活動を推し進め、台湾の経済発展と民生福祉の犠牲を顧みず、両岸(中国の大陸と台湾)関係を甚だしく破壊し、台湾海峡の平和と安定を著しく脅かし、中華民族の根本的利益と台湾同胞の切実な利益を大きく損なった。われわれは、いかなる「台湾独立」分裂行為も決して容認せず、断じて黙認せず、断固として打撃を加える。
台湾は中国の台湾であり、台湾問題に介入し、中国の内政に干渉しようとするいかなる外部勢力の企ても、中国人民解放軍の鉄壁の守りに阻まれ、徹底的に打ちのめされる。祖国統一の歴史の大勢は阻むことができず、いかなる者も国の主権と領土の一体性を守るわれわれの揺るぎない決意、確固たる意志、強大な能力を過小評価してはならない。